【AJCC GⅡ】春の古馬GⅠを見据えた一戦 #50

JRAレース

こんにちは。

最近加湿器を導入しました。よく分かりませんが喉が痛くないので役に立っているのだと思います。

今回は「AJCC」。正式にはアメリカジョッキークラブカップですが長いので略しています。

それでは、今回もよろしくお願いします。

◆ コース・出走馬紹介

馬

・コース説明


まず最初は、アメリカジョッキークラブカップについて説明します。

AJCC(GⅡ) 中山競馬場 2,200m 芝/右外 1着賞金:6,200万

   

中山競馬場で行われる2,200mの4歳以上別定戦です。ここから大阪杯や天皇賞春へ進む馬が多く、新年を迎えた有力馬の始動戦として競われます。過去の勝ち馬にはスペシャルウィークルーラーシップ、先日引退が発表されたブラストワンピースなどがいます。

中山2,200m

スタートは4コーナーを曲がり終えた位置から。スタンド前を通過してぐるっと1周して帰ってくるコースで、高低差は国内の競馬場で最高となる約5mほど。後半は下りからの最後の急坂が待ち受け、前の馬も後ろの馬も正念場となります。

   

最後の直線は約310m。直線が短い関係で直線勝負が難しく、3コーナー辺りからレースが動くことが多くなっています。そのため当然先行有利となりますが、最後の急坂での入れ替わりも少なくなく前の馬は持久力で押し切りたいところ。

・出走馬紹介


次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。

馬番馬名性齢負担重量騎手ポイント
1枠1キングオブコージ牡656.0横⼭ 典弘復帰3戦目。徐々に復調
2枠2アサマノイタズラ牡456.0嶋⽥ 純次同舞台で勝ち有。差し勝負
3枠3
4
キャッスルトップ
クレッシェンドラヴ
牡4
牡8
57.0
56.0
仲野 光⾺
津村 明秀
地方から参戦。芝適正どうか
大敗続き。一変期待
4枠5
6
エヒト
ポタジェ
牡5
牡5
56.0
56.0
北村 宏司
川⽥ 将雅
初の中山。勝利の勢いで挑む
複勝率91.7%。ここでは上位
5枠7
8
ダンビュライト
アンティシペイト
騸8
牡5
56.0
56.0
松若 ⾵⾺
⼤野 拓弥
芝戻り。2018年覇者も苦戦か
前目で展開。持久力どうか
6枠9
10
ポッケリーニ
ラストドラフト
牡6
牡6
56.0
56.0
横⼭ 武史
⼾崎 圭太
近走安定。タイム差少なく上位ある
近2年ここで3着。3年連続なるか
7枠11
12
オーソクレース
ソッサスプレイ
牡4
騸8
55.0
56.0
C.ルメール
柴⽥ ⼤知
菊花賞2着から。タイトル欲す
前走好感も距離微妙。相手も強い
8枠13
14
スマイル
マイネルファンロン
牡6
牡7
56.0
56.0
⽥辺 裕信
松岡 正海
中山巧者。距離も向き好勝負
一発駆け。大外一気に賭ける

   

2頭を除き56.0kgでの出走。菊花賞2着のオーソクレースが単独55.0kgと最軽量で好機か。

1番人気が想定されるのは昨年の菊花賞2着オーソクレース。長期休養明けも3着→2着と完全復活。不安が解消された今レースで、念願の重賞タイトルに手が届くか注目です。

他には天皇賞秋からの巻き返しを狙うポタジェ、4連勝の頃の輝きを取り戻せるかキングオブコージ、安定感を好走へ繋げたいポッケリーニなどが上位に予想され、虎視眈々と優勝を狙います。

   

後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。

◆ 様々な傾向

パソコン

では次に、過去10年の傾向を見てみましょう。

・人気別の着順

   

まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。

1着2着3着着外勝率複勝率
1番人気3304.300.600
2番人気3124.300.600
3番人気1216.100.400
4~9番人気33746.051.220
10番人気以下01047.000.021

勝率はばらけていますね。複勝率は1番人気2番人気が安定しています。

   

勝率がばらけていますが、それでも1番人気と2番人気で60%となっており安定傾向にあると言えそう。3番人気はイマイチなのに比べ中位人気の好走が多いことから、上位から中位へ流す馬券が合いそうに思えます。

穴馬に関しては、二桁人気で確認すると2014年に11番人気が2着に入った1度のみ。しかし4番人気~8番人気辺りは頻繁に馬券に絡んでいるので、中荒れであれば十分可能性があるのではないでしょうか。

このことから、今回は堅い馬券~中荒れ狙いの馬券が傾向的に良さそうです。

・枠の相性

   

枠別の成績はこのようになっています。

1着2着3着着外勝率複勝率
1枠01212.000.200
2枠11110.077.231
3枠21012.133.200
4枠1238.071.429
5枠22112.118.294
6枠21017.100.150
7枠12215.050.250
8枠10121.043.087

全体的にばらけている印象ですが、中枠が良好に見えますね。

   

4枠の複勝率が突出しており、5枠も3割近くと安定しています。そのほかの枠は似たような散り方に見えますが、大外枠は数字の通り苦戦を強いられていますね。

最後の直線が短いことから、勝負所を迎えた時にスムーズに追い出せるポジションを確保しておくのが優勝への近道になります。そう考えた時に、4枠に入り先行脚質でレースを展開するであろうポタジェは馬券に外せない1頭と考えてしまいます。

・脚質

   

おおよその脚質傾向はこのような感じです。

1着2着3着
逃げ221
先行542
差し347
追込000

追込は4コーナー通過が後方の馬を適用しています。

   

先行と差しですね。逃げはまずまずですが、追い込みは非常に厳しいです。

まずは適性の高い脚質から見てみましょう。最後の直線一気が難しいことから、好位押し切りを狙う馬と、3コーナー辺りから一気に捲っていく馬で大半となっています。差し馬も4コーナーでは最低でも9番手に付けており、これは後ろからでは勝負にならないことを示唆しています。

   

そして追い込みについて。こちらは4コーナー時点で10番手以下から仕掛ける馬を対象としていますが、過去10年で1度も馬券になっていませんでした。このことから、追い込み脚質の馬でも3コーナー付近からある程度の上昇を行うことが予想されます。

そこで気になるのがアサマノイタズラ。同じ中山2,200mで施行された昨年のセントライト記念では11番手から鋭く脚を伸ばし優勝を決めており、今回はその時と同じ枠。騎手もかつての主戦嶋田騎手に戻り、コンビ復活に勢いを付けられるでしょうか。

・臨戦過程など

   

中距離から長距離を戦う馬が参戦することから決まった臨戦過程はないものの、馬券になる馬は菊花賞や有馬記念から来ている馬が比較的多く見えます。対象馬はオーソクレースアサマノイタズラ

また、中山競馬場は最後の直線もさることながら高低差など相性が出やすく好走している馬は狙いたい傾向があります。そう考えた時に中山2,200mで優勝歴のある馬を探すと以下の馬が対象となっていました。

キングオブコージ、アサマノイタズラ、スマイル、マイネルファンロン、ダンビュライト、クレッシェンドラヴ

また、去年と一昨年と2年連続で人気以上の走りを見せ3着に入っているラストドラフトは注意しておきましょう。2度あることは3度あります。

   

血統は今回ステイゴールド産駒を推します。ステイゴールド産駒に加え、同馬を父に持つドリームジャーニー産駒も好走しているからですね。対象馬はマイネルファンロンクレッシェンドラヴと穴馬ですが、激走に期待しましょう。

◆ 結論

競馬新聞


予想として選んだ馬が以下になります。(人気は 01/22 22:00時点)

・オーソクレース   1番人気
・ポタジェ      2番人気
・キングオブコージ  3番人気
・ラストドラフト   6番人気
・クレッシェンドラヴ 12番人気

このようになりました。2強状態の2頭は外せず、キングオブコージも復活がありそうで指名。加えて3年連続の入着なるかのラストドラフトに一発期待のクレッシェンドラヴとなりました。

   

そして以下が最終的な印となります。

「昨年は的中率が約10.5%だった」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(ブログ予想:今年度成績:0勝2敗)

買い方の想定としては、3連複5頭BOXで10点勝負となります。(今年はこれで固定します!)

◎ ポタジェ      2番人気
○ ラストドラフト   6番人気
▲ オーソクレース   1番人気
△ キングオブコージ  3番人気
☆ クレッシェンドラヴ 12番人気

   

本命はポタジェ。前走で初めて馬券内を外したものの負けた相手は全て強力、中山も新馬で勝ってますし重い印を打ちます。対抗はラストドラフトで、レース適性の高さが決め手。鞍上もGⅡで2着のコンビ実績のある戸崎騎手に変わっており、上昇が見込めます。

後は近走成績も距離適性も◎のオーソクレース、復調気配でここは走りそうなキングオブコージ、そしてまとめていて好走条件が多目だったクレッシェンドラヴを選択しました。

   

上位3頭の内、どれかが外れる気がするんですけど明日を待ちましょう。

◆ まとめ


いかがだったでしょうか。使えそうだと思った情報だけ活用してください。

   

菊花賞2着のオーソクレースが始動ですね。菊花賞では怪我明けどうかとなりましたが差しての2着、ここで結果を出せれば春の盾がグッと近づきそうですね。

そういえばデアリングタクトが少しずつ復帰に向けて本格的に動いているらしいです。引退ラッシュの後ですから、復帰戦は堂々の横綱相撲を見たいですね。

   

今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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