【地方競馬】ダービーはまだ続く!地方競馬で見るダービー #04

地方レース

こんにちは。

皆さん先日の日本ダービーは見ましたか? 非常に熱いレースでしたね。しかしダービーはこれだけで終わらず、これから地方競馬場でも同様のレースが行われます。

そこで今回は、地方競馬の基本と各ダービーの予定をお届けします。

そもそもダービーとは?

ディープスカイ


「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」

競馬好きな方なら一度は耳にしたことがあるこの言葉は、イギリスの元首相ウィンストン・チャーチル氏が残した言葉とされています。(後に創作であることが確認されている)

ダービーは競馬発祥の地であるイギリスの生まれ。3歳限定での開催で、これは後の繁殖において有望な競走馬を各世代で選定する目的であり、他の世代や騸馬(せんば。繁殖能力を失っている競走馬を指す)は参加資格を持ちません。

発祥の地であるイギリスのダービーは、他の多くの国で開催されるダービーと区別するためにエプソムダービーと呼ばれている。


有名な上記の言葉は創作と確認されても認知度が非常に高く、チャーチル氏が亡くなって50年以上経った今でもよく耳にする機会があります。それは一体なぜなのか。

それは、この言葉の意味が重いからに他なりません。

実際に2021年の日本ダービーは世代7,398頭の頂点を決める戦いであり、出走最大枠である18頭に名前を連ねるだけでも非常に大変なことでした。その中で優勝したシャフリヤールは文字通り世代の頂点に登り詰めたことになり、これから全ての馬の目標となります。

そしてこれは中央競馬(JRA)のダービーの話であり、各地方競馬(NAR)でもダービーは開催され、地方別でのダービー馬が誕生していくのです。

地方で行われるダービー

大井競馬場門前


中央競馬はやっているが地方競馬はやっていない、知らないという方は非常に多い。

果たして、どれだけの場所で行われているのでしょうか?

地方競馬はどこで行われるのか


地方競馬の開催場ですが、西から佐賀・高知・姫路・園田・名古屋・金沢・笠松・川崎・大井・浦和・船橋・水沢・盛岡・門別・帯広と計15か所存在します。

その特徴はほとんどが砂、ダートでの開催であることで瞬発力以上にパワーが求められます。なお、盛岡競馬場だけは全国で唯一芝コースを保有します。

ばんえい競馬だけ競技内容がそもそも異なり、最大1.000kgの重りを乗せたソリをいかに早くゴールまで運ぶかを競います。当然競走馬もその仕様に応えられる馬体となっており、馬体重はなんと1.000kgを超える巨大なスケールを誇ります。


開催時期は場所によってズレがあり、多くても1日に5場程度までになるよう調整されています。これは地方競馬は財政が非常に重要で、売り上げの分散が求められる背景があると考えられます。

開始時間帯に関しても中央競馬とは異なっており、早い時間は10時台とあまり差がありませんが12時や15時など、最終レースが20時台になるナイター競馬も存在します。

高知競馬は非常に財政が苦しかったが、設備を整えナイター開催を実現。記者選抜の形で勝馬予想が非常に難解な「一発逆転ファイナルレース」を名物化、財政が一発逆転した。

※地方競馬の詳細については、後日に別記事でご紹介します。

地方別のダービー開催日程


各地方で行われる今年のダービーは以下の通りです。

05/25 金沢  石川ダービー    勝利馬:アイバンホー
05/30 佐賀  九州ダービー栄城賞 勝利馬:トゥルスウィー
06/09 大井  東京ダービー
06/10 園田  兵庫ダービー
06/13 水沢  東北優駿
06/15 名古屋 東海ダービー
06/17 門別  北海優駿
06/20 高知  高知優駿
07/14 大井  ジャパンダートダービー
12/29 帯広  ばんえいダービー

直近ですと大井競馬場で行われる東京ダービーですね。

大井競馬場は地方の中でも特に賞金が高く設定されており、それに比例するように競争能力の高いサラブレッドが集まっています。過去には交流レースでJRA勢を返り討ちにする名馬も存在し、地方最大手の競馬場と言えるでしょう。

赤字で記しているジャパンダートダービーは、JRAの馬も積極的に参戦する3歳ダート馬の最大目標となるレースです。全国のトップクラスが集うので文字通り砂の頂上決戦と目されており、ここで勝った馬を中心に秋からの対古馬戦に向かっていきます。

馬券購入や観戦はJRAでも可能ですが、レースを全てフォローできる訳ではないので個人的にはSPAT4、楽天競馬辺りを推します。理由は後日の記事でご紹介しますので、お楽しみに!

まとめ


いかがだったでしょうか。今回は地方競馬、ダービーについてまとめました。

有名なレースは大体が芝なことに加え中央のレースなので、初めて地方競馬を見るとスピード感に欠けて見えたり何かとマイナスな部分が目につきがちです。

しかし地方には地方の特徴や勝負、ドラマがあり固有の楽しさがあります。少しでも今回の記事で興味を抱けたなら、このダービーを機に触れてみることをおすすめします。

競馬は広く奥が深いスポーツなので、長く楽しんでもらえると嬉しく思います。

コメント

  1. […] また、各地方のダービーは過去の記事でまとめていますので合わせて読んでみてください。 […]

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