こんにちは。
私の住んでいる地域は本日20度まで上がるらしく、いよいよ冬が終わり春が到来しましたね。
今回は「フィリーズレビュー」。優先出走権を手にしたい乙女たちの一戦となります。
それでは、今回もよろしくお願いします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初は、報知杯フィリーズレビューについて説明します。
フィリーズレビュー(GⅡ) 阪神競馬場 1,400m 芝/右 1着賞金:5,200万
阪神競馬場で行われる1,400mの3歳牝馬限定戦です。桜花賞へ向けたトライアル競走第2弾となり、上位3頭に桜花賞の優先出走権が与えられます。しかし1,400mと桜花賞に比べ200m短く、距離適性による波乱が起こりやすいレースでもあります。

スタートは2コーナー付近のポケットから。スタートしてからゴール前200mまでは平坦やや下りが続き、約2mの急坂へ向かいます。
最後の直線は約350m。コースの高低差も少なく距離も短いため逃げ切りも可能ですが、過去の傾向としては後ろからの馬が台頭するようです。
末脚に関しては、過去10回で上り最速の馬が8回馬券に絡むなど高確率で上位に進出しています。しかし2014年などは上り時計の上位3頭が一切絡まないこともあったため、後ろの過信は禁物です。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | ポイント | |
1枠 | 1 | アドヴァイス | 牝3 | 54.0 | 和⽥ ⻯⼆ | 先行競馬。内からロスなく前残り狙う |
2枠 | 2 3 | ナムラクレア マイシンフォニー | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 浜中 俊 武 豊 | 実績一番。阪神も相性良く好勝負 阪神で未勝利勝ち。適正示す |
3枠 | 4 5 | サブライムアンセム ラブリネスオーバー | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 池添 謙⼀ 松若 ⾵⾺ | 崩れない。安定して力出す 芝ダ両刀。初の阪神はどうか |
4枠 | 6 7 | アネゴハダ コンクパール | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 酒井 学 泉⾕ 楓真 | 1勝クラス勝ち。騎手代わって息合えば 近走ダも新馬は芝。大駆けある |
5枠 | 8 9 | テイエムスパーダ ブッシュガーデン | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 国分 恭介 富⽥ 暁 | 逃げて勝機も。距離延長は懸念 芝なら複勝率100%。巻き返し狙う |
6枠 | 10 11 | キミワクイーン ゼロドラゴン | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 内⽥ 博幸 横⼭ 典弘 | 重賞苦戦もここならで。油断禁物 差し勝負。流れに乗れれば |
7枠 | 12 13 | スリーパーダ サウンドクレア | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 坂井 瑠星 団野 ⼤成 | 前走差せず。仕切り直し 距離短縮。これが吉と出れば |
8枠 | 14 15 | ウィリン モチベーション | 牝3 牝3 | 54.0 54.0 | 菱⽥ 裕⼆ 秋⼭ 稔樹 | 先手必勝。好位押し切り図る 間隔空く。ここは見送りか |
3歳牝馬限定戦となり全馬54.0kgでの出走。
最も人気を集めそうなのはナムラクレア。メンバーの中では実績一番で戦ってきた相手も上位、重賞上位馬がいないここで着実に桜花賞への切符を手にしたいところ。
それに阪神JFの大敗から巻き返したいキミワクイーン、未勝利勝ち上がりのディープインパクト産駒マイシンフォニー、今回と同じ舞台で自己条件を勝ってきたアネゴハダなどが続きます。
後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 様々な傾向

では次に、過去10年の傾向を見てみましょう。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 2 | 2 | 0 | 6 | .200 | .400 |
2番人気 | 2 | 3 | 2 | 3 | .200 | .700 |
3番人気 | 2 | 0 | 0 | 8 | .200 | .200 |
4~9番人気 | 4 | 3 | 5 | 47 | .068 | .203 |
10番人気以下 | 1 | 1 | 3 | 79 | .012 | .060 |
優勝馬は上位人気から下位人気までバラバラな傾向です。
上位人気で大きく差が開いたのは複勝率。1番人気と3番人気が5割を切る中で2番人気は7割と高い結果に。しかし前日時点で2番人気~4番人気は僅差となっており、レース間近まで人気の逆転があるかもしれません。
穴馬に関しては十分に可能性のある結果が出ており「1番人気~3番人気の決着が一度もない」「二桁人気の馬でも馬券に絡む」など、すんなりと行かない傾向が非常に強く見られます。
このことから、人気にとらわれず自身の考えに沿う馬は積極的に買い目に入れて良いと思います。
・枠の相性
枠別の成績はこのようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 3 | 1 | 1 | 15 | .150 | .250 |
2枠 | 2 | 0 | 0 | 18 | .100 | .100 |
3枠 | 3 | 1 | 1 | 14 | .158 | .263 |
4枠 | 0 | 2 | 1 | 17 | .000 | .150 |
5枠 | 0 | 2 | 2 | 15 | .050 | .250 |
6枠 | 0 | 1 | 0 | 19 | .000 | .050 |
7枠 | 0 | 2 | 4 | 21 | .000 | .222 |
8枠 | 2 | 0 | 1 | 24 | .074 | .111 |
全体的にばらけている印象ですが、奇数枠がどうも良さそうですね。
何か明確な理由があるのか私には分かりませんが、好走する馬が奇数枠に集まっているようです。逆に苦しい枠に映るのは6枠でしょうか。今回はキミワクイーンとゼロドラゴンが入っています。
1枠が良さそうに見えますが、これは過去10年すべて1枠に2頭入っていたデータとなっており今年は15頭立てにより1枠が1頭なのでこの数字は参考程度にお考え下さい。
・脚質
おおよその脚質傾向はこのような感じです。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 0 | 1 | 4 |
先行 | 5 | 4 | 3 |
差し | 4 | 5 | 0 |
追込 | 1 | 0 | 3 |
※ 追込は4コーナー通過が後方の馬を適用しています。
先行と差しが良好です。逃げ、追いはハマればと言った感じでしょうか。
目立つ高低差が最後の急坂だけとなっており、中団辺りでじっくり自分の競馬に徹した馬が好走するイメージがあります。そのため目標となる逃げ馬や、他の馬より長く鋭い脚を求められる追い込み馬は馬券内には来るものの勝ちきれず、といった展開が多いようです。
1番人気のナムラクレアに関してお話すると、2走前が先行、前走が後方からと異なった戦法で掲示板を確保と状況に応じた競馬をすることができそうなので、コンビ継続の浜中騎手のエスコートであれば馬券内は堅そうに思えます。
・臨戦過程など
過去の傾向で言うと阪神JFから参戦した馬の好走が目立ち、対象はナムラクレアとキミワクイーンとなっています。また未勝利勝ちの馬は馬券内に対し過去ノーワンの優勝一度のみとなっており、厳しい勝負となることが予想されます。
実戦感覚に関しては今年初出走の馬がナムラクレア、キミワクイーン、スリーパーダ、モチベーションの4頭。しかしこの中で収得賞金に余裕があるのはナムラクレア1頭のみで、残りの3頭は優先出走権がないと桜花賞が危ういので、それに見合った仕上げで臨むものと思われます。
収得賞金について触れましたが、明日の阪神フィリーズレビューに中山メインのアネモネステークスで優先出走権が確定します。桜花賞が4/10ともう賞金を積む時間がなく、ここでの3着以内は非常に大きな価値を持つので、応援している馬がいる方は3着以内を願いましょう。
◆ 結論

予想として選んだ馬が以下になります。(人気は 03/12 21:00時点)
・キミワクイーン 2番人気
・テイエムスパーダ 5番人気
・ウィリン 7番人気
・スリーパーダ 8番人気
このようになりました。まず過去の傾向から未勝利勝ちの馬は外し、重賞やL競走を経て参戦した馬にあざみ賞で快勝してきたテイエムスパーダを選択しました。
そして以下が最終的な印となります。
「昨年は的中率が約10.5%だった」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(ブログ予想:今年度成績:1勝8敗)
買い方の想定としては、3連複5頭BOXで10点勝負となります。(今年はこれで固定します!)
○ スリーパーダ 8番人気
▲ テイエムスパーダ 5番人気
△ キミワクイーン 2番人気
△ ウィリン 7番人気
本命はナムラクレア。チューリップ賞に比べメンバーが落ちるここでは間違いなく上位、桜花賞を見越して無理はしないでしょうけど、馬券内は堅いと見ます。対抗はスリーパーダで、小倉2歳Sのナムラクレアに次ぐ2着の走りをもう一度期待します。
後は前走で余裕の勝利を見せたテイエムスパーダ、重賞苦戦も戦ってきた相手が強くここなら上位を示したいキミワクイーン、前走からの上昇が期待できるウィリンを選択しました。
明日の中山11Rが終了次第、桜花賞の暫定メンバーが出ますのでそちらも明日まとめますね。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。使えそうだと思った情報だけ活用してください。
完全に春の陽気となり、競馬の番組も一気に騒がしくなってきたような感覚を覚えますが皆さんはいかがでしょうか。これからドバイに大阪杯に三冠路線と大舞台が連続する春競馬、今年も楽しんで参りましょう。
個人的な期待はスペースでも何度か触れているイクイノックス。皐月賞で暴れてくれると思っているのですが、その皐月賞のボーダーがどうやら高くなりそうらしいですね…無事に出走まで行けると良いのですが…
今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。