【展望】2021年 日本ダービー予想 #02

JRAレース

こんにちは。

ついにダービーが目前と迫りました。

非常に楽しみですね。今回は過去の実績や適正から、どの馬が好走するのかを予想してみます。

出走馬紹介

重なる馬

それでは最初に、前日オッズ人気順で紹介を行います。(05/29/16:30時点)


左から馬名、予定騎手、戦績、主なレース成績です。

エフフォーリア   横山武史  5戦5勝  皐月賞・共同通信杯
サトノレイナス  C・ルメール  4戦2勝  阪神JF 2着・桜花賞2着
ワンダフルタウン  和田竜二  5戦3勝  青葉賞・札幌2歳S
シャフリヤール   福永祐一  3戦2勝  毎日杯
グレートマジシャン 戸崎圭太  3戦2勝  毎日杯2着

以下、残りの出走馬は馬名と騎手のみ記載します。

ディープモンスター  武豊
タイトルホルダー  田辺裕信
ヨーホーレイク   川田将雅
ステラヴェローチェ 吉田隼人
グラティアス    松山弘平
レッドジェネシス  横山典弘
アドマイヤハダル M・デムーロ
バスラットレオン  藤岡佑介
ヴィクティファルス 池添謙一
バジオウ      大野拓弥
ラーゴム       浜中俊
タイムトゥヘヴン   石橋修

以上になります。ダノンザキッドが故障による回避となり今年は17頭での開催。これは18頭とされて以降初のフルゲート割れだそうです。

これを見た時に、皆さんはどんな印象を受けましたか?

まず上位人気を見て思うのが、皐月賞の上位馬がいませんよね。

エフフォーリアは無敗の皐月賞馬なので1番人気は当然なのですが、2着以下が軒並み中位となっています。これが何を意味するかというと、皐月賞を回避した馬の方が期待されているということです。皐月賞の実績よりも、ダービーに対しての相性が重く見られていることが分かります。

データからダービー適正を見る

群れる馬

では次に、各馬のデータからダービーの好走馬を予想してみましょう。

レース実績

まず、ダービーは東京競馬場2.400mで行われるので、これに近い条件で好走している馬を探します。また、上り3Fの時計も気にしてみましょう。

※上り3Fとは最後の600mの走破タイムのこと

GⅢ 共同通信杯 東京競馬場 1.800m

1着 エフフォーリア   1.47.6 上り33.4
2着 ヴィクティファルス 1.48.0 上り33.6
3着 シャフリヤール   1.48.0 上り33.4
5着 ステラヴェローチェ 1.48.1 上り33.6


次の2頭は同じレースにダービー出走馬がおらず、タイム比較ができないので上がりのみ記載。

GⅡ   青葉賞   東京競馬場 2.400m 1着 ワンダフルタウン 上り34.4

OP プリンシパルS 東京競馬場 2.000m 1着 バジオウ     上り33.9

以下は、距離不問での東京競馬場での好走馬です。

・サトノレイナス  (1.0.0.0)上り34.1
・グレートマジシャン(2.0.0.0)上り33.3(最速)
・タイトルホルダー (0.1.0.0)上り33.9
・グラティアス   (1.0.0.0)上り34.2
・ラーゴム     (0.1.0.0)上り34.5

上がりは最後にどれだけ加速できるかの指標になるので、1つの根拠として扱うことができます。作戦にも寄りますが、上りが早い馬ほど最後の勝負での末脚に期待ができるのです。

また、2番人気に推されているサトノレイナスは前走の桜花賞で32.9の驚異の末脚を展開しています。距離もレース場も違いますが、それだけの素質を秘めていることは間違いありません。

そしてダントツの1番人気のエフフォーリアは先行する馬ですが、共同通信杯で他の馬と変わらない上りを記録しています。これは前で競馬を進めているのに追込や差し馬と同じ速度で最後を駆け抜けていることになります。これでは追いつけるはずがありません。先行馬の理想の競馬ですね。

血統の力

競馬はブラッドスポーツとも呼ばれ、血統がとても大事になるスポーツです。脈々と受け継がれる血は確かにその能力を継承し、次世代での活躍の源となります。

さて、日本ダービーでは適性が非常に高い種牡馬が存在しますがお分かりですか?

そう、かの有名なディープインパクトです。

2012年からダービーで毎年のように見かけるようになり、2014年以外は全て3着以内。(※1)その間の成績は1着6回、2着3回、3着3回と驚異の成績で2016年に至っては表彰台を独占と、ダービーに対して抜群の相性を誇ります。

そうなれば当然ディープインパクト産駒はチェックしなければなりません。そして今年は以下の競走馬が対象となります。必ずチェックしておきましょう。

※1 2014年の3着馬は全兄に当たるブラックタイドの産駒であり、両親は同じであることから血統的には同じ配合が2012年から全てでダービー3着内の実績を誇る。

・サトノレイナス
・シャフリヤール
・グレートマジシャン
・ディープモンスター
・ヨーホーレイク
・レッドジェネシス

枠順・結論

あとは枠順について触れておきます。木曜日に枠順発表があった際に、エフフォーリアが1枠1番に入ったことがSNSで話題となっていました。

これは過去の1枠実績が抜けていることが関係しており、そこに1番期待されている馬が入ったことで一気にダービー馬の期待が高まったからです。

過去10年の複勝率では1枠が30%で最高、8枠が最低で約6.7%となっています。エフフォーリアとサトノレイナスで明暗が分かれていますが、競馬は何があるか分からないので1つの情報として覚えておくのが良いでしょう。

さて、以上の内容から現時点の結論を出すと

◎ エフフォーリア
○ グレートマジシャン
▲ ステラヴェローチェ
△ ワンダフルタウン
☆ タイトルホルダー
となりました。

馬場状態や馬体重、パドックに返し馬と当日にならないと判明しない要素も多くあるので、そちらも確認しながらダービーを楽しんでください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

日本ダービーは1年を通してみても格別の、非常に盛り上がる大きなレースです。ここで勝った馬は世代の頂点と目され、他の馬の目標となります。

そんな大舞台を楽しむための1つの手助けにこの記事がなれたなら、非常に嬉しく思います。

それでは、良い日本ダービーをお過ごしください。

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