こんにちは。
今年も後半戦に入り、大舞台の先陣を切るのはジャパンダートダービーです。
近年なら現役ダート最強でしょうクリソベリル、古くはゴールドアリュールやカネヒキリ、フリオーソなど名馬が勝ち馬に名を連ねる、3歳ダートの頂上決戦となっています。
今年はどの馬が優勝するのか、色んな数字を見ていきましょう。
◆ 出走馬紹介(枠順確定)

出走馬の枠順が確定したので、改めてご紹介します。
| 馬番 | 所属 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 |
1枠 | 1 | JRA | ダノンブレット | 牡3 | 56.0 | 横山 典弘 |
2枠 | 2 | JRA | リプレーザ | 牡3 | 56.0 | 幸 英明 |
3枠 | 3 | 大井 | セイカメテオポリス | 牡3 | 56.0 | 矢野 貴之 |
4枠 | 4 5 | 大井 船橋 | キラカイドウ ジョエル | 騸3 牡3 | 56.0 56.0 | 的場 文男 張田 昂 |
5枠 | 6 7 | 大井 JRA | ブライトフラッグ ウェルドーン | 牡3 牝3 | 56.0 54.0 | 本橋 孝太 武 豊 |
6枠 | 8 9 | JRA 船橋 | ロングラン ギカキング | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 大野 拓弥 和田 譲治 |
7枠 | 10 11 | JRA JRA | スマッシャー ロードシュトローム | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 坂井 瑠星 松山 弘平 |
8枠 | 12 13 | 船橋 JRA | キャッスルトップ ゴッドセレクション | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 仲野 光馬 中井 裕二 |
各地方で誕生したダービー馬に出走権が与えられているのですが、今回は中央+南関勢の構図。疲れや遠征など問題も多いので、これは仕方ないですね。
JRA筆頭は強烈な差し脚でユニコーンSを制したスマッシャー。大井の長い最終直線で末脚が炸裂するのか注目されます。
他にも先日の関東オークスを制した紅一点ウェルドーン、兵庫CS勝ち馬リプレーザに0.1秒差で2着のゴッドセレクション、ダート転向後複勝率100%のダノンブレットと強力な顔触れとなっています。
また、ウェルドーン騎乗の武豊騎手は勝利なら地方200勝の偉業達成となります。
南関勢の有力馬は東京ダービー組。3着のブライトフラッグに4着のジョエル、6着のギガキングなどが出走し、地の利を生かした逆転に備えます。
最年長騎乗記録を更新した「64歳10か月」的場文男騎手のキラカイドウも頑張って欲しいですね。
◆ 過去10年の傾向

それでは、恒例の過去の数字から見ていきましょう。
・中央馬と地方馬の入着数
まずは、3着までに入った競走馬の所属を確認します。
JRA | 地方 | |
1着 | 9 | 1 |
2着 | 9 | 1 |
3着 | 7 | 3 |
基本的には中央勢が非常に優勢です。しかし地方も2017年のヒガシウィルウィンが、クビ差の激戦を制して一矢報いています。
今年考えたいのは、羽田盃・東京ダービーの1着2着に入った馬がいないこと。過去に3着以内に入った5頭は、全て上記2レースで2着以上の結果を出しておりそれ以外の馬は馬券外となっています。
今回は中央の馬も揃っているので、地方馬は苦戦を強いられそうです。
・人気別の成績
ジャパンダートダービーはどんな結果になりやすいのでしょう。過去の内訳がこちら。
| 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 5 | 2 | 1 | .500 | .700 |
2番人気 | 2 | 1 | 1 | .200 | .400 |
3番人気 | 0 | 1 | 2 | .000 | .300 |
4~9番人気 | 3 | 6 | 6 | .050 | .250 |
10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 |
1番人気は信用して良さそうです。追記しておくと1番人気が勝利した際の最高オッズは2.9倍、1番人気が3倍を越えてくると単系ではなく連系の馬券が良いかも知れません。
配当を見ると、荒れたと言えるのは昨年のカフェファラオが負けた2020ぐらい。しかし興味深いのは「近5年の4番人気が1着1回2着4回の連帯率100%」の点。
こういうのは気付いたら終わるものですが、今年はどうでしょうか。
・枠順・脚質別の成績
次に、枠別の成績はこちら。
1着 | 2着 | 3着 | |
1枠 | 1 | 0 | 0 |
2枠 | 0 | 0 | 0 |
3枠 | 2 | 0 | 3 |
4枠 | 0 | 1 | 1 |
5枠 | 1 | 4 | 1 |
6枠 | 3 | 2 | 1 |
7枠 | 2 | 0 | 2 |
8枠 | 1 | 3 | 2 |
外枠有利…? 5枠と6枠と8枠が良さそうですね、内では3枠でしょうか。2枠が目も当てられない状態ですが、今年は有力馬リプレーザが入っています。風穴を開けられるでしょうか。
次に上位馬の脚質を見てみます。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 1 | 4 | 0 |
先行 | 5 | 4 | 2 |
差し | 2 | 2 | 6 |
追込 | 2 | 0 | 2 |
やはり先行が有利です。前後を見ながら仕掛けを決められるのも大きそう。
数字で見るとこうなっていますが、大舞台だけあって脚質の差で着順をカバーできるレベルではないと言うのが調べた感想です。実績のない馬は非常に厳しい勝負を強いられています。
しかし、初の大井競馬場に加えナイター競馬と中央馬には初めて要素が多いのも事実。地方馬にはこの辺りの有利と脚質の傾向など、様々なプラス要素を拾い集めての好走を期待したいですね。
◆ 予想

以上から、今年のジャパンダートダービーの予想を行いたいと思います。
○ スマッシャー
▲ リプレーザ
△ ゴッドセレクション
☆ ジョエル
◎はウェルドーン。唯一の54kgでの出走に加え先行脚質、前々走で牡馬相手に完勝と斤量差がそのまま着順になると考えます。対抗は猛追も届かず2着の想定でスマッシャーを選択、他の馬は差されるという展開予想です。
中穴は成績安定のリプレーザ、連下には逃げどこまででゴッドセレクション、そして大穴というのは失礼ですが、地方馬で来るならといった意味でジョエルを推します。
基本的に地方重賞は地方馬を応援しているのですが、今回は中央馬が表彰台独占と見ています。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。使えそうな情報を上手く活用してもらえたら幸いです。
ダートは割と1強馬が出てくるイメージがあるのですが、この世代はそんな馬が現れるでしょうか。
あとは唐突ですがホッコータルマエが好きで、その理由からレディバグの出走を期待していたのですが賞金加算がスムーズに行かず間に合いませんでした。残念。
という感じで今回はここまでです。次回は函館2歳Sでお会いしましょう。