こんにちは。
私は月見バーガーを毎年食べるノルマがあるのですが、あと1ヶ月くらいでしょうか。楽しみです。
今回は「キーンランドカップ」。斤量差は最大7kg。これがどう出るでしょうか。
それでは、今回もよろしくお願いします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初は、キーンランドカップについて説明します。
キーンランドカップ(GⅢ) 札幌競馬場 1,200m 芝/右 1着賞金:4,100万
札幌競馬場で行われる3歳以上の別定戦です。3歳馬は53kg(牝馬-2kg)で出走できる上、古馬はGⅡ以上の好走歴に応じて斤量が増えるので、大きな斤量差が発生します。
向こう正面のポケットからスタートし、1ターンで決着します。コーナーまでは緩やかに上りが続くものの、以降は平坦に近い高低差で逃げや先行が粘り通すシーンが多く見られます。

しかしハイペースは当然前崩れを引き起こし、2019年は5番手以内で進めた馬が1頭も残らないなど差し競馬となっています。出走馬の脚質関係を見極めたいところ。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | ポイント | |
1枠 | 1 2 | ロードアクア ソロユニット | 牡5 牝3 | 56.0 51.0 | 団野 ⼤成 古川 吉洋 | 2走前に同条件で勝利(OP) 北海道競馬から参戦。芝未経験 |
2枠 | 3 4 | アストラエンブレム タイセイアベニール | 騸8 牡6 | 56.0 56.0 | 吉⽥ 隼⼈ 藤岡 佑介 | 今年は3戦3敗も人気以上の着順 前走で同条件2着(OP) |
3枠 | 5 6 | メイケイエール カツジ | 牝3 牡6 | 52.0 58.0 | 武 豊 横⼭ 武史 | 気性改善が鍵。素質は上位 前走は同条件で0.1差(GⅢ)上昇気配 |
4枠 | 7 8 | ヒロイックアゲン セイウンコウセイ | 牝7 牡8 | 54.0 58.0 | 秋⼭ 稔樹 勝浦 正樹 | 前走で同条件4着(OP) 凡走続きも相手強し。ここなら |
5枠 | 9 10 | エイティーンガール シュウジ | 牝5 牡8 | 55.0 57.0 | 横⼭ 和⽣ 丹内 祐次 | 前走は休養明け。叩き2走目で上昇 砂から再び芝へ。適性はある |
6枠 | 11 12 | ミッキーブリランテ レイハリア | 牡5 牝3 | 56.0 51.0 | 和⽥ ⻯⼆ ⻲⽥ 温⼼ | 前走は同条件3着(GⅢ) 3連勝で重賞制覇。斤量も魅力 |
7枠 | 13 14 | ダイアトニック カイザーメランジェ | 牡6 牡6 | 57.0 56.0 | 池添 謙⼀ 菱⽥ 裕⼆ | 約11ヶ月振り。骨折の影響どうか 前走7ヶ月振りで同条件3着(OP) |
8枠 | 15 16 | マイネルアルケミー ジョーアラビカ | 牡5 牡7 | 56.0 56.0 | 黛 弘⼈ ⼤野 拓弥 | 前走10着も0.3差。近走も少差続き 大外枠で追込脚質。展開ハマれば |
上記しましたが、斤量差が大きいですね。その分実績も違う訳ですが。
オッズ的に本命はどうやらメイケイエールになりそうです。気性の激しさが良い方向に向けば圧勝まであると思いますがどうなるのか。百戦錬磨の武豊騎手に期待しましょう。
古馬組1番手はミッキーブリランテ。前走も前が残る中で差してタイム差無しの3着。枠も外目を引いていますし、前がやり合うようなら突き抜けそうです。また、個人的にはダイアトニックの復帰勝利を期待しています。
後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 過去10年の傾向

では次に、過去10年のキーンランドカップの結果から傾向を探ってみます。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 3 | 4 | 1 | 2 | .300 | .800 |
2番人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | .100 | .400 |
3番人気 | 2 | 0 | 2 | 6 | .200 | .400 |
4~9番人気 | 3 | 3 | 7 | 47 | .050 | .217 |
10番人気以下 | 1 | 0 | 0 | 61 | .016 | .016 |
思っていたよりも上位人気が安定しています。1番人気の80%はすごいですね。
斤量差が関係しているのかと思えば割とそうでもなく、3歳は2016年のシュウジ(今回もいるのすごいですね…)の2着のみです。
また斤量は54kg~56kgが目立ちますが、それ以上の斤量でも好走しています。逆に3歳馬は馬券内が3/30(全22頭)と振るっておらず、今回のメイケイエール、レイハリア、ソロユニットがどうなるか注目です。
・枠の相性
枠別の成績はこのようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 1 | 0 | 0 | 16 | .059 | .059 |
2枠 | 1 | 0 | 2 | 14 | .059 | .176 |
3枠 | 0 | 1 | 0 | 18 | .000 | .053 |
4枠 | 2 | 3 | 0 | 15 | .100 | .250 |
5枠 | 0 | 1 | 2 | 16 | .000 | .158 |
6枠 | 2 | 2 | 1 | 15 | .100 | .250 |
7枠 | 3 | 1 | 3 | 13 | .150 | .350 |
8枠 | 1 | 2 | 2 | 15 | .050 | .250 |
外枠が好成績のようです。内枠はイマイチな数字です。
しかし内容を見てみると、外枠で逃げ切りはありませんでした。大半が先行~差しの競馬をしており、外枠からの逃げ切りの難しさを物語っています。
そして逆に1枠、2枠の勝利はいずれも先頭で逃げての勝利。2頭は3番人気、4番人気と決して本命だった訳ではなく、逃げ馬が勝つなら内枠と覚えておきましょう。
例外としてナックビーナス(1番人気)が、2018年に6枠から先頭逃げで勝利しています。
・脚質
おおよその脚質傾向はこのような感じです。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 4 | 2 | 4 |
先行 | 1 | 3 | 1 |
差し | 2 | 4 | 5 |
追込 | 3 | 1 | 0 |
追込は3コーナー通過が後方の馬を適用しています。
こう見ると前でも後ろでも有り得そうな感じがしますね。先行がイマイチなのを見ると、柔軟に立ち回るというよりは自分の武器を押し付ける競馬が良い結果を生んでいそうです。
個人的に注目するのは6枠12番のレイハリア。恐らく逃げたいはずですが、やや外すぎるかも。しかし、近走を見るに主張しそうな内枠はロードアクアぐらいしか思いつかず、外目からのハナ主張が決まれば斤量も助けて逃げ切りもあるのではと思います。
・臨戦過程
まずは函館SSからの馬が好走しています。今年は札幌開催だったこともあり、完全な同条件と期待度は高そうです。対象馬は上位からミッキーブリランテ、ジョーアラビカ、カツジ、マイネルアルケミー、ロードアクア、タイセイアベニールです。
次にUHB賞も同じ条件(札幌1,200m)ということで、ここからの馬も馬券に見ることができます。対象馬はタイセイアベニール、カイザーメランジェ、ヒロイックアゲン。
こちらはいずれも穴馬なので、紐で配当を狙いたい場合に引用するくらいで見ておいてください。
中穴で良いオッズになっているのがエイティーンガール。昨年の優勝馬も、馬柱が見栄え悪く10倍以上となっています。しかし高松宮記念は人気以上に走っていますし、今回は休養明けの叩き2走目。上昇からの馬券内に期待です。
なんとなく来ないかなー枠はセイウンコウセイです。
◆ 当てはまる馬・結論

ここまでの内容で選んだ馬が以下になります。(人気は 08/21 22:30時点)
・レイハリア 3番人気
・ダイアトニック 4番人気
・エイティーンガール 5番人気
・セイウンコウセイ 10番人気
今回は上位人気が多いですね。メイケイエールは様子見です。
セイウンコウセイは年明けのシルクロードSも58kgで5着ですし、きっかけ1つだと思うんですけど…。
・結論
買い目の結論は以下の通り。
「5月末から活動を始めほぼ全敗している」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(今年度成績:2勝19敗)
○ ダイアトニック 4番人気
▲ エイティーンガール 5番人気
△ レイハリア 3番人気
☆ セイウンコウセイ 10番人気
本命はミッキーブリランテです。末脚強烈ということで、内枠に有力な逃げ馬が見えないことから差し競馬と考えての本命です。対抗はダイアトニック。復帰初戦ですが持ってる力は上位で、高松宮記念のような競馬が戻っていることを期待します。
中穴は昨年優勝馬で叩き上昇のエイティーンガール、以降は逃げて残れるかレイハリア、恐らく今年一杯なので、どこかで華咲かせてほしいセイウンコウセイです。
先週奇跡的にメイン3場とも予想結果が良かったので、今週も続けば嬉しいです。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。使えそうな情報だけ活用してください。
ボチボチ夏も終わり再び慌ただしい秋のGⅠシーズンが到来しますね。個人的な焦点は昨年の三冠馬2頭で、特にコントレイルは巻き返して欲しいです。手のひら返したい…。
あと最近ユーバーレーベンが秋華賞へ向かうと発表したことで、秋華賞が激戦になりそうですね。他の馬が入り込む余地があるのかって感じです。3連複5倍とかになるんでしょうか。
今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。