こんにちは。
雨がすごいですね。身の安全を第一に、くれぐれも災害などお気を付けください。
今回は「小倉記念」。小倉ってことは福岡、つまり博多ラーメン。川沿いの屋台をはしごしたい…。
それでは、今回もよろしくお願いします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初は、小倉記念について説明します。
小倉記念(GⅢ) 小倉競馬場 2,000m 芝/右 1着賞金:4,100万
小倉競馬場で行われる3歳以上のハンデ戦です。過去の勝ち馬には1966年に名馬テンポイントの母ワカクモ、1991年にナイスネイチャ、2008年にドリームジャーニーなどがいます。
スタートはスタンド前のポケットから。直線が約500mと長いこともありハイペースにはなりにくいです。高低差は少なく、後半は緩やかな下りもあるので3コーナー付近から徐々にペースが速くなります。

明日は間違いなく不良馬場でしょうから、タフなレースになることが予想されます。馬場への適性やパワーなど、特定条件に特化した馬の激走に注意しましょう。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | ポイント | |
1枠 | 1 | アールスター | 牡6 | 56.0 | 長岡 禎仁 | 2020:小倉記念(GⅢ) 1着 |
2枠 | 2 | ファルコニア | 牡4 | 56.0 | 川田 将雅 | 前走:エプソムC(GⅢ)3着 |
3枠 | 3 | グランスピード | 牡4 | 53.0 | 和田 竜二 | 前走:不知火S(OP)2着 |
4枠 | 4 | テーオーエナジー | 牡6 | 55.0 | 藤岡 康太 | 芝レース:日本ダービー18着のみ ダートレース:凡走続き |
5枠 | 5 | ショウナンバルディ | 牡5 | 55.0 | 岩田 康誠 | 前走:七夕賞(GⅢ)3着 |
6枠 | 6 | ダブルシャープ | 牡6 | 54.0 | 酒井 学 | 前走:不知火S(OP)1着 |
7枠 | 7 8 | ヒュミドール ヴェロックス | 騸5 牡5 | 55.0 57.0 | 幸 英明 浜中 俊 | 前走:エプソムC(GⅢ)6着 前走:エプソムC(GⅢ)4着 |
8枠 | 9 10 | モズナガレボシ スーパーフェザー | 牡4 騸6 | 53.0 53.0 | 松山 弘平 武 豊 | 前走:佐渡S(3勝C)3着 前走:不知火S(OP)3着 |
ハンデ戦なので斤量差が顕著ですね。ヴェロックスはクラシック時代の収得賞金が効いてますね。
今回から前走日付を消して、好走歴を注目ポイントの形にしました。前走好走が多い中、去年の覇者アールスターは去年のこのレース以降ここまで勝利無し。得意舞台で復活なるでしょうか。
前日時点の1番人気はファルコニア。近走安定してますし、小倉2,000mもあすなろ賞で優勝経験ありとコースの心配もありません。鞍上の川田騎手も頼もしい限り。
問題は良馬場経験しかないこと。ディープインパクト産駒らしくキレで勝負するタイプなだけに、ほぼ間違いない不良馬場に対応ができるのか。ここが焦点となりそうです。
後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 過去10年の傾向

では次に、過去10年の小倉記念の結果から傾向を探ってみます。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 2 | 1 | 1 | 6 | .200 | .400 |
2番人気 | 0 | 3 | 1 | 6 | .000 | .400 |
3番人気 | 3 | 0 | 1 | 6 | .300 | .400 |
4~9番人気 | 3 | 5 | 6 | 46 | .050 | .233 |
10番人気以下 | 2 | 1 | 1 | 46 | .040 | .080 |
勝率・複勝率共に5割に届きません。ハンデ戦らしい荒れ模様ですね。
こう見ると中穴狙いが吉と感じますが、軸にできる人気がいないのがネック。3連複5頭BOXの場合でも1,000円で済むので、馬連や3連複のBOXが活躍するレースと考えます。10頭しかいませんしね。
・枠の相性
枠別の成績はこのようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 0 | 0 | 1 | 11 | .000 | .083 |
2枠 | 1 | 0 | 2 | 10 | .100 | .231 |
3枠 | 3 | 1 | 2 | 9 | .200 | .400 |
4枠 | 0 | 2 | 1 | 14 | .000 | .176 |
5枠 | 0 | 3 | 1 | 16 | .000 | .200 |
6枠 | 2 | 2 | 1 | 15 | .100 | .250 |
7枠 | 1 | 1 | 0 | 19 | .048 | .095 |
8枠 | 3 | 1 | 2 | 16 | .136 | .273 |
3枠と8枠が好調に見えます。
試行回数が一番少ないのも影響して1枠が最も相性が良くないようです。しかし今回は雨の影響が非常に大きいと予想されるため、メインまでのレースも見ておいて参考にしましょう。
・脚質
中団から柔軟に対応できる馬が良い結果を残す傾向のようですが
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 2 | 0 | 3 |
先行 | 3 | 2 | 4 |
差し | 4 | 5 | 0 |
追込 | 1 | 3 | 3 |
このような結果に。傾向通りの内訳となっていますね。
前(逃げ・先行)と後ろ(差し・追込)の総着数が14:16とほぼ1:1ですね。展開次第でどちらにでも振れそうです。
ということはやはり天候による馬場次第でしょうか。
土曜開催の1,800m、2,000mが計3戦あったのですが、非常に時計が遅いです。脚質は前から後ろまで多様な決着をしていますがタフなレースは間違いなく、差し馬が勝ったレースも上がり37.5とキレは見る影もありません。
こう考えると、不良に対応できるかつ前でしぶとい脚が使える馬を狙うのが良いのでしょうか。
・臨戦過程
過去の傾向として一番馬券に絡むのは七夕賞組。対象は3着と好走したショウナンバルディに11着と大敗したアールスター。しかしアールスターは小倉◎であり、近走もタイム差は小さいので十分に馬券内は狙えます。
実績で考えるとファルコニアにヴェロックス辺りか。前走エプソムCで3着のファルコニアに対し、そこでタイム差無しの4着と復調気配のヴェロックス。どちらも決して抜けてはいないので、天候を加味して半信半疑と言ったところでしょうか。
馬場適性で考えたいのはダブルシャープ・モズナガレボシ・スーパーフェザー。これらは稍重、重馬場での実績があり、明日の馬場状態にも対応できると考えます。
特にダブルシャープは、戦歴を見ると稍重以下の馬場状態での掲示板確保率が高く、不良馬場でも割引が必要ないことが分かります。勝ち切れないイメージの強い馬ですが、他馬が崩れるようなら頭まで見えて来そうです。
◆ 当てはまる馬・結論

ここまでの内容で選んだ馬が以下になります。(人気は 08/15 04:00時点)
・ダブルシャープ 3番人気
・グランスピード 6番人気
・モズナガレボシ 7番人気
・アールスター 9番人気
すみません。ヴェロックス全力応援しているのでヴェロックスに◎は確定路線です。
ジャスタウェイ産駒は晩成で不良馬場が大得意ってことにしておいて…なりませんかね…。
・結論
買い目の結論は以下の通り。
「5月末から活動を始めほぼ全敗している」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(今年度成績:1勝18敗)
○ ダブルシャープ 3番人気
▲ アールスター 9番人気
△ モズナガレボシ 7番人気
△ グランスピード 6番人気
本命はヴェロックスです。戦績で語れば一番ですし、まだやれると思っています。復活を期待しての◎です。対抗はダブルシャープ、重馬場への適性と小倉相性で選びました。抜けた馬がいない以上、決め手は適性になると踏んだからです。
中穴は昨年覇者で小倉得意のアールスター。その後はモズナガレボシにグランスピードと続きますが、今回は全体的に実力よりも小倉競馬場、不良馬場に対しての適性、相性で固めました。
もし予想を参考にされる方は、ヴェロックスだけ贔屓目に見ていることだけご承知ください。重賞を勝って欲しいんですよ…クラシックを見ているだけに。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。全ては雨次第ですかね、佐賀競馬が中止になるくらいの豪雨ですし…。
今回は10頭しかいないのに5頭も選んでますから、いつもの流れで行くと私が選ばなかった5頭でBOXすると当たったりするんでしょうか。
けれど私、◎は10/19で当ててますから、つまりヴェロックス軸…?
今回は以上になります。次回もよろしくお願いいたします。