【中山記念 GⅡ】先行有利の中で注目したい馬は…? #56

JRAレース

こんにちは。

春の足音がもう目の前まで来ていますね。クラシックシーズン盛り上がっていきましょう。

今回は「中山記念」。春の大舞台を睨んで実績を積んでおきたい競走馬が揃いましたね。

それでは、今回もよろしくお願いします。

◆ コース・出走馬紹介

パドック

・コース説明


まず最初は、中山記念について説明します。

中山記念(GⅡ) 中山競馬場 1,800m 芝/右 1着賞金:6,700万

   

中山競馬場で行われる1,800mの4歳以上別定戦です。時期と距離の関係で様々な目的の馬が出走してくるレースとなっており、かつてドバイを制したヴィクトワールピサもここを勝利してドバイに臨むなど、過去の勝ち馬も中々に豪華となっています。

中山1,800m

スタートはスタンド前の直線から。スタート直後に急坂となることに加え1コーナーまでの距離も短いため逃げ争いは起こりにくい。1コーナーを曲がり終え2コーナーにかけて下りとなり以降は平坦、スタンド前に戻っての最後の急坂が待ち受ける。

   

最後の直線は約290m。最後の直線が短いため先行策を取る馬が有利とされ、切れ味よりも長く良い脚をいかに持続させられるかが鍵となります。

圧倒的に先行有利となるが、過去10年の上り時計を見ると内6年で上り最速の時計の馬が馬券となっており、先行策から鋭い脚を繰り出せるのが最良。また、高低差も多く他場に比べトリッキーなコースとなるため、コースへの適応力も問われるでしょう。

・出走馬紹介


次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。

馬番馬名性齢負担重量騎手ポイント
1枠1
2
ソッサスプレイ
トーラスジェミニ
騸8
牡6
56.0
56.0
柴⽥ ⼤知
⻄村 淳也
地方馬。舞台合うも力不足か
二桁続きも中山◎。大駆けある
2枠3
4
ガロアクリーク
ヒュミドール
牡5
騸6
56.0
56.0
⽥辺 裕信
M.デムーロ
久々の競馬も。相性良い中山なら
力はある。中団から前窺う
3枠5
6
パンサラッサ
レッドサイオン
牡5
騸6
56.0
56.0
吉⽥ 豊
⽊幡 育也
逃げ必勝。一人旅再現なるか
相手強い。前残りあれば
4枠7
8
ウインイクシード
マルターズディオサ
牡8
牝5
56.0
54.0
松岡 正海
⼾崎 圭太
昨年3着。油断禁物
後方待機。前崩れ期待も苦しいか
5枠9
10
ゴーフォザサミット
ルフトシュトローム
騸7
牡5
56.0
56.0
北村 宏司
⽯橋 脩
昨年4着も長期休養明け。馬体どうか
大敗続きで光見えず。試行錯誤
6枠11
12
カラテ
アドマイヤハダル
牡6
牡4
56.0
55.0
菅原 明良
横⼭ 武史
安定感有。好位差し狙う
前走の勝ち馬強く。ここなら上位
7枠13
14
ワールドリバイバル
コントラチェック
牡4
牝6
55.0
54.0
津村 明秀
丸⼭ 元気
前走大敗。距離戻し立て直す
近走ムラ駆けも。中山では好走
8枠15
16
ダノンザキッド
ワールドウインズ
牡4
騸5
55.0
56.0
川⽥ 将雅
⽥中 勝春
勢い1番。実力通りにいけば
実績不足。初の中山も割引か

   

別定戦となっており54.0kg~56.0kgでの全馬出走となっています。

最も人気を集めそうなのはマイルCSでグランアレグリアの3着に入ったダノンザキッド。この時の2着も3歳馬シュネルマイスターと世代の強さを見せつけ、ここで古馬1つ目の勲章を狙います。

それに続くのが福島記念で見事の逃亡劇を演じたパンサラッサ、前走ジャックドールの2着に入ったアドマイヤハダル、堅実な走りが魅力のカラテなど。抜けた馬がいないため、展開一つで結果が大きく変わるような混戦の予感がしますね。

   

後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。

◆ 様々な傾向

データ

では次に、過去10年の傾向を見てみましょう。

・人気別の着順

   

まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。

1着2着3着着外勝率複勝率
1番人気3007.300.300
2番人気3223.300.700
3番人気3115.300.500
4~9番人気17745.017.250
10番人気以下00028.000.000

勝率は1番人気~3番人気で分け合う形。複勝率では2番人気が抜けています。

   

1番人気は3勝しているものの2着3着は無く、優勝か着外かといった傾向。その点で語ると2番人気と3番人気は同じ勝ち数も複勝率は5割を越えており、軸とするならこちらの方が良さそう。

穴馬に関しては10番人気以下の馬券歴はありません。しかしこれは過去10年で12頭以上の出走となった年が3年しかないサンプルの少なさに加え、今年は最も多い16頭でのレース。紛れがあっても不思議ではありません。

また、中位人気の馬は馬券に絡みやすいのでしっかり確認しておきましょう。

・枠の相性

   

枠別の成績はこのようになっています。

1着2着3着着外勝率複勝率
1枠2107.200.300
2枠00210.000.167
3枠3217.231.462
4枠10111.077.154
5枠2218.154.385
6枠02115.000.167
7枠11215.053.211
8枠12215.050.250

全体的にばらけている印象ですが、1枠と3枠と5枠が良好に見えます。

   

特に3枠は良さそうですね、6/13で馬券となっており安定感があります。2012年にシルポートを捕まえたフェデラリスト以外は全て先行より前での競馬となっており、今回の3枠パンサラッサレッドサイオンも前で進めるタイプ。追い風となるでしょうか。

また、逃げを得意とするトーラスジェミニが1枠に入ったのは好材。最内のソッサスプレイも番手から進めたいタイプなので上手くポジションを取れれば面白くなるかも知れません。

・脚質

   

おおよその脚質傾向はこのような感じです。

1着2着3着
逃げ035
先行932
差し123
追込010

追込は4コーナー通過が後方の馬を適用しています。

   

先行が強いですね。番手で前を見ながら進められる馬が良さそう。

しかしここまで顕著に出ると当然各陣営もこの辺りのポジションを狙いたいはず。そう考えると気になるのは枠となる訳ですが、大外枠に入ったダノンザキッド若干不利な気がします。例年よりも頭数が多く1コーナーまでの距離も短いので、ゲートが本当に大事になるでしょう。

   

また見てお分かりの通り、後方待機は結果が出ない傾向が非常に強いです。ここまでクッキリ出ると後方から勝負をする馬は避けてしまいそうですが、一応でお伝えするとカラテマルターズディオサルフトシュトローム辺りは近走で後方からの競馬が多くなっています。

・臨戦過程など

   

秋の大舞台から参戦するも少なくない中、年明けの金杯から参戦する馬が好走している模様。対象はウインイクシードのみですが、この馬は昨年も人気薄で中山金杯3着→中山記念3着としているので、今年も注意しておきましょう。

実戦感覚に関してはゴーフォザサミットが約9ヶ月ガロアクリークが約8ヶ月振りと長期休養明け。他にも昨年の秋以来のレースとなる馬が複数出走しており、可能であれば馬体の状態、難しければ馬体重の変動はチェックしておいた方が良さそうです。

   

今年未出走の馬は他にダノンザキッドパンサラッサコントラチェックヒュミドールワールドリバイバルルフトシュトロームとなっています。

◆ 結論

勝ち馬投票


予想として選んだ馬が以下になります。(人気は 02/27 04:00時点)

・ダノンザキッド  1番人気
・アドマイヤハダル 3番人気
・コントラチェック 5番人気
・ガロアクリーク  7番人気
・ウインイクシード 8番人気

このようになりました。パンサラッサの取捨選択ですが、逃げ馬が他にもいることから道中でペースアップするのではないかと考え、先行脚質から選びました。

   

そして以下が最終的な印となります。

「昨年は的中率が約10.5%だった」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(ブログ予想:今年度成績:1勝6敗)

買い方の想定としては、3連複5頭BOXで10点勝負となります。(今年はこれで固定します!)

◎ アドマイヤハダル 3番人気
○ ダノンザキッド  1番人気
▲ ウインイクシード 8番人気
△ コントラチェック 5番人気
△ ガロアクリーク  7番人気

   

本命はアドマイヤハダル。元々昨年の皐月賞で4着と素質はあり、ダービーからの立て直しも前走を見て済んだと判断。ここは好走期待です。対抗はダノンザキッドですが、ここは強い理由はなく実力順での指名。展開次第で以下の印と入れ替わる可能性も十分あると考えます。

後は昨年の好走から今年も注意したいウインイクシード、中山での成績が良好な点から前残りを期待したいコントラチェック、久々も馬体が整っていればでガロアクリークを応援します。

   

抜けた馬が見当たらないので混戦と思うのですが、同時にアドマイヤハダルの完勝もあると思います。

◆ まとめ


いかがだったでしょうか。使えそうだと思った情報だけ活用してください。

   

明け方にこれを書いているのですが、先ほどサウジカップが終了しました。ルメール騎手がすごかったですね…日本馬の4勝がルメール騎手の4勝と素晴らしい活躍。やはり上手いなと改めて思いました。

逆に苦しかったのはメインレースで下がってしまったテーオーケインズ。チャンピオンズCの圧勝からでしたので期待も大きかったのですが、追走できず下がってしまい最後に少し巻き返してのゴールとなりました。世界のダートを日本馬が制する日はまだまだ時間がかかりそう…

   

今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

   

error: Content is protected !!