こんにちは。
毎日暑いですね。しかし夕方に散歩をすると心地よかったりします。
今回は「北海道新聞杯クイーンステークス」。長いので以降はクイーンSと表記します。
それでは、よろしくお願いします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初は、函館2歳Sについて説明します。
クイーンS(GⅢ) 函館競馬場 1,800m 芝/右 1着賞金:3,600万
函館競馬場で行われる1,800m戦です。第1回は1953年と歴史が古く、開催も東京2,000mでした。過去の勝ち馬はヒシアマゾンやオースミハルカ、近年であればディアドラなどがいます。
スタートはスタンド前から。ぐるっと1周して戻ってきたらゴールとなります。函館競馬場は気候の関係で洋芝を使用しているため、差し馬は瞬発力に加えパワーも求められます。

加えて小回りコースのため、パワーのある先行馬が残りそうなイメージがありますが、近年の結果を見ると差し馬と先行馬の馬券内率は拮抗しています。
昨年は中団内目で控えていたレッドアネモスが、そのまま前が空くのを待ってから一気の差し脚で優勝。時計もレコードに0.2差と優秀な内容でした。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 前走日付 | 近5走の好走歴 | |
1枠 | 1 | クラヴァシュドール | 牝4 | 55.0 | 藤岡 佑介 | 6月19日 | 米子S(L)3着 |
2枠 | 2 | イカット | 牝4 | 55.0 | 横山 武史 | 7月17日 | かもめ島特別(2勝特別)1着 |
3枠 | 3 | フェアリーポルカ | 牝5 | 56.0 | 三浦 皇成 | 7月08日 | 中山牝馬S(GⅢ)3着 |
4枠 | 4 | ローザノワール | 牝5 | 55.0 | 国分 恭介 | 7月10日 | 谷川岳S(L)8着 |
5枠 | 5 6 | ドナアトラエンテ マジックキャッスル | 牝5 牝4 | 55.0 56.0 | 川田 将雅 戸崎 圭太 | 4月24日 5月16日 | 福島牝馬S(GⅢ)2着 ヴィクトリアM(GⅠ)3着 |
6枠 | 7 8 | マイエンフェルト ウインマイティー | 牝5 牝4 | 55.0 55.0 | 川又 賢治 M.デムーロ | 6月12日 1月16日 | HTB賞(2勝混合)1着 秋華賞(GⅠ)9着 |
7枠 | 9 10 | テルツェット サトノセシル | 牝4 牝5 | 55.0 55.0 | C.ルメール 大野 拓弥 | 5月16日 7月03日 | ダービーCT(GⅢ)1着 洞爺湖特別(2勝混合)1着 |
8枠 | 11 12 | シャムロックヒル シゲルピンクダイヤ | 牝4 牝5 | 55.0 55.0 | 団野 大成 和田 竜二 | 6月20日 5月16日 | マーメイドS(GⅢ)1着 ヴィクトリアM(GⅠ)5着 |
この記事の中で完結できるように、出馬表の一部を抜粋しました。斤量はフェアリーポルカとマジックキャッスルが他馬+1kgのみの違いなので色分けはしません。
クイーンSは別定戦となっており、収得賞金が3,000万から+2,000万毎に+1kgされる仕組みです。フェアリーポルカは5,300万、マジックキャッスルは6,600万を稼いでいるので斤量が加算されています。
フェアリーポルカは400万少なければ他馬と同じ55kg、マジックキャッスルは400万多ければ更に+1kgの57kgでの出走となっていました。
後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 過去10年の傾向

では次に、過去10年のクイーンSの結果から傾向を探ってみます。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順は下記のようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 5 | 2 | 2 | 1 | .500 | .900 |
2番人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | .200 | .300 |
3番人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | .000 | .200 |
4~9番人気 | 2 | 6 | 4 | 47 | .034 | .203 |
10番人気以下 | 1 | 2 | 1 | 32 | .028 | .111 |
1番人気が優秀な数字を持っています。馬券外は2017「アドマイヤリード」(当時単勝2.4倍)のみ。
しかし穴馬の好走も起こるのがこのレース。去年のレッドアネモス11番人気の優勝を筆頭に、過去10年中7年で8番人気以上の穴馬が馬券に絡むデータが残っています。
また、好走する穴馬の脚質傾向は差しです。
・枠の相性
枠別の成績は、ご覧のようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 1 | 1 | 2 | 6 | .100 | .400 |
2枠 | 3 | 1 | 2 | 4 | .300 | .600 |
3枠 | 0 | 0 | 1 | 14 | .000 | .067 |
4枠 | 0 | 1 | 2 | 14 | .000 | .176 |
5枠 | 2 | 2 | 0 | 13 | .118 | .235 |
6枠 | 1 | 2 | 2 | 13 | .056 | .278 |
7枠 | 1 | 1 | 0 | 17 | .053 | .105 |
8枠 | 2 | 2 | 1 | 14 | .105 | .263 |
1.2枠が良さそうですね。1/2で馬券になってくれるようです。しかし外枠も悪くはない数字となっているので、特に相性が悪い枠は無さそうです。3枠も展開1つだと思います。
・脚質
さて、馬券になる馬の脚質はどうでしょうか。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 2 | 1 | 1 |
先行 | 5 | 2 | 3 |
差し | 3 | 2 | 4 |
追込 | 0 | 5 | 2 |
先頭で逃げ切ったのはレコードタイ時計を出した2017「アエロリット」のみです。
先述した1.2枠ですが、やはり先行馬の方が多い結果となっていました。つまり内枠の先行馬、外枠の差し馬で考えると良いことがあったりなかったりするかも知れません。
・臨戦過程
実績で考えればマジックキャッスルを推します。前々走は大野騎手が進路取りでやってしまった2着ですし、前走も実力通りの走りは見せています。私は買います(ということは…?)
戦歴全て1,800mにして着外1度のドナアトラエンテの安定感も魅力。前々走は不良馬場が合わなかったか直線で沈みましたが、前走は川田騎手とのコンビで復調をアピール。本日も曇予報で良馬場開催になりそうなので、上位が予想されます。
前走で「函館1,800m」を勝利してきたのはイカット・サトノセシルの2頭。ともに勝利が2勝クラスと実力が劣るのは否めませんが、単勝20倍前後と良い具合の人気。
過去の傾向に乗って、馬券内を期待するのもアリではないでしょうか。
◆ 当てはまる馬・結論

ここまでの内容で選んだ馬が以下になります。(人気は 08/01 05:00時点)
・ドナアトラエンテ 2番人気
・シゲルピンクダイヤ 4番人気
・イカット 9番人気
・シャムロックヒル 10番人気
今回は5/12頭を選択です。けど上位3頭を当てるってすごく難しいですよね…
まあ乗っかる方はいないと気楽に考え、これに印を振って今回の予想とします。
・結論
買い目の結論は以下の通り。
「5月末から活動を始めほぼ全敗している」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(今年度成績:1勝16敗)
○ シゲルピンクダイヤ 4番人気
▲ ドナアトラエンテ 2番人気
△ イカット 9番人気
△ シャムロックヒル 10番人気
マジックキャッスルが本命です。単純に好きなのもあるのですが、牝馬限定戦では上位ですし今回のメンバーなら勝ち切れると判断。対抗はシゲルピンクダイヤで、前走はマジックキャッスルと0.1差、前々走はドナアトラエンテと0.2差と力は互角。妙味を狙っての指名です。
中穴は安定感抜群のドナアトラエンテ、1,800m戦のスペシャリストでここも崩れないでしょう。あとは前走同条件に鞍上信頼でイカット、成績極端も前走のような激走期待でシャムロックヒルです。
C.ルメール騎手騎乗のテルツェットも前走が初の馬券外ということで安定感抜群なのですが、初の大敗がどう出るか不透明だったので今回は絡めず考えました。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。函館は行ったことないので一度は行ってみたいです。
色んな数字などを挙げて考えてはいるのですが、私自身は割と直感だったりオカルトだったりで買っちゃう派なので、回収率が著しく低いです。なので、皆さんは使えそうなところだけ上手く情報を活用してくださいね。いや本当に。
今回は以上です。皆さんの馬券が当たりますように。