こんにちは。
やっと雨は減ってきたのかな…と思ったらもう9月目前。また1年終わっちゃいますよ…。
今回は「札幌記念」。サムネ画像は味噌ラーメン。そういえば札幌の純連美味しいですよね。
それでは、今回もよろしくお願いします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初は、札幌記念について説明します。
札幌記念(GⅡ) 札幌競馬場 2,000m 芝/右 1着賞金:7,000万
札幌競馬場で行われる3歳以上の定量戦です。夏場の中距離GⅡがここしかないので、毎年メンバーが揃いやすい傾向にあります。2014年のハープスターvsゴールドシップは盛り上がりましたね。
スタートはスタンド前のポケットから。全体的に高低差がほぼないので淡々と進みますが、最後の直線が約270mしかないので、終盤の位置取りが勝敗を大きく左右します。

札幌競馬場は洋芝なので欧州血統◎でパワーも欲しいですね。脚質に関してはレースレベルが上がるほど差し傾向になるらしく、近年の札幌記念は前より後ろの方が馬券になっています。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | ポイント | |
1枠 | 1 | ステイフーリッシュ | 牡6 | 57.0 | 坂井 瑠星 | 前走GⅡで2着も6ヶ月振り |
2枠 | 2 | サトノセシル | 牝5 | 57.0 | C.ルメール | 前走:クイーンS(GⅢ)3着 |
3枠 | 3 | マイネルウィルトス | 牡5 | 57.0 | 団野 ⼤成 | 前走:函館記念(GⅢ)8着 |
4枠 | 4 5 | ラヴズオンリーユー トーラスジェミニ | 牝5 牡5 | 55.0 57.0 | 川⽥ 将雅 横⼭ 和⽣ | 香港GⅠ優勝から参戦 上位 前走:七夕賞(GⅢ)1着 |
5枠 | 6 7 | バイオスパーク ペルシアンナイト | 牡6 牡7 | 57.0 57.0 | 池添 謙⼀ 横⼭ 武史 | 前走:函館記念(GⅢ)3着 昨年ここで6番人気2着 適性○ |
6枠 | 8 9 | ユーキャンスマイル アイスバブル | 牡6 牡6 | 57.0 57.0 | 藤岡 佑介 ⽔⼝ 優也 | 函館・札幌未経験 洋芝どうか 前走:函館記念(GⅢ)2着 |
7枠 | 10 11 | ディアマンミノル ウインキートス | 牡4 牝4 | 57.0 55.0 | 泉⾕ 楓真 丹内 祐次 | 前走:函館記念(GⅢ)4着 前走:目黒記念(GⅡ)1着 |
8枠 | 12 13 | ブラストワンピース ソダシ | 牡6 牝3 | 57.0 52.0 | 岩⽥ 康誠 吉⽥ 隼⼈ | 2019年優勝馬 復調すれば 6戦5勝の桜花賞馬 52kg生かせるか |
定量戦なので性齢で斤量が決まります。唯一の3歳馬ソダシが牝馬も重なり52kgと最軽量。
最右翼はドバイシーマCで3着→QE2世Cで1着のラヴズオンリーユー。長期休養明けに凡走する傾向のある本馬は今回約4ヶ月振り。実力は間違いなく1番ですが今回はどうか。
前に行く馬はウインキートスが良いと思います。札幌は(1.1.0.0)で2戦とも人気以上の結果を出し適性○。前走の目黒記念(2,500m)では優勝とスタミナも○。しぶとく残ってくれるんじゃないかと。
後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 過去10年の傾向

では次に、過去10年の小倉記念の結果から傾向を探ってみます。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 1 | 4 | 3 | 2 | .100 | .800 |
2番人気 | 4 | 0 | 2 | 4 | .400 | .600 |
3番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | .100 | .100 |
4~9番人気 | 4 | 5 | 4 | 47 | .067 | .217 |
10番人気以下 | 0 | 1 | 1 | 51 | .000 | .038 |
有力馬が出走することが多いだけあって、上位人気が安定しています。
条件戦からGⅢを好走して臨む馬の中に、GⅠで上位を争うような馬が混じればこうなるよなーという。
今回の対象は当然ラヴズオンリーユーとソダシですが、前者は長期休養明けの懸念、後者は入った枠の懸念があるので、もしかしたらもしかするかも…?
では、その枠の懸念を見てみましょう。
・枠の相性
枠別の成績はこのようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 4 | 0 | 1 | 8 | .308 | .385 |
2枠 | 0 | 3 | 0 | 11 | .000 | .214 |
3枠 | 0 | 3 | 3 | 11 | .000 | .353 |
4枠 | 1 | 1 | 1 | 16 | .053 | .158 |
5枠 | 1 | 0 | 1 | 18 | .050 | .100 |
6枠 | 1 | 1 | 3 | 15 | .050 | .250 |
7枠 | 2 | 1 | 0 | 17 | .100 | .150 |
8枠 | 1 | 1 | 1 | 17 | .050 | .150 |
1枠の4勝、直近4年全てここです。なんなら全て中団から差し切り。
対象馬はステイフーリッシュ。前で進める馬なのでどう動くか分かりませんが、鞍上は新コンビの坂井騎手。若手らしく思い切った騎乗に期待したいと思います。
そしてソダシは過去10年で1勝の大外へ。しかし2011年に大外で勝ち切ったトーセンジョーダンはソダシと同じ先行脚質で勝利しており、そこに52kgの恩恵も加わるので吉田騎手なら上手くエスコートしてくれるのではないかと。
・脚質
おおよその脚質傾向はこのような感じです。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 3 | 1 | 1 |
先行 | 2 | 3 | 2 |
差し | 3 | 4 | 4 |
追込 | 2 | 2 | 3 |
近年は差し傾向でしたが、10年見るとそこまで差はありませんね。
ソダシは前目で押し切りたいので、大外からポジションを取りに行くことが予想されます。それに対してラヴズオンリーユーは過去を見ると先行も差しも行ける(近走は先行傾向)タイプで、展開を見ながらの競馬と思われます。
差し馬で見るなら面白いのはペルシアンナイト。前走のユニコーンSで復調気配ですし、この舞台の適性は証明済み。展開次第で激走は十分に考えられます。
・臨戦過程
GⅠから臨む馬が馬券に絡む中で目立つのが函館記念組。過去10年で8/30頭が馬券に絡んでおり、同じ洋芝、2,000mの舞台での適性がそのまま反映されている形です。
函館記念組はディアマンミノル、マイネルウィルトス、バイオスパーク、アイスバブルと続きますがいずれも穴馬。1頭飛び込めば良い方でしょう。
また、あまり自信がないので触れないようにしていますが、血統のお話ですと近年ディープインパクト・ハービンジャー・キングカメハメハの主張が激しいです。3着以内がこれらで埋まっています。
人気順でこれらを父に持つのがラヴズオンリーユー・ブラストワンピース・ユーキャンスマイル・ペルシアンナイト・アイスバブル。
母の父に持つのがソダシ・ブラストワンピース・ステイフーリッシュ・アイスバブルです。
あれ、アイスバブル…?
◆ 当てはまる馬・結論

ここまでの内容で選んだ馬が以下になります。(人気は 08/21 22:30時点)
・ソダシ 2番人気
・ステイフーリッシュ 5番人気
・ペルシアンナイト 8番人気
・アイスバブル 13番人気
アイスバブル号! 現時点で13/13番人気でございます!!!
2強が崩れにくいとは思うんですが、言うだけタダって言葉もありますし。ええ、夢は追うものです。
・結論
買い目の結論は以下の通り。
「5月末から活動を始めほぼ全敗している」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(今年度成績:1勝19敗)
○ ステイフーリッシュ 5番人気
▲ ソダシ 2番人気
△ ペルシアンナイト 8番人気
☆ アイスバブル 13番人気
本命はラヴズオンリーユーです。流石に実力が違いますし、多少のトラブルがあったところでこの相手であれば勝ち切ると思います。対抗はステイフーリッシュで、近年の1枠相性と長期休養明けでも走っていることから選びました。前走ラヴズオンリーユーの2着ですしね。
中穴はソダシで、大外から好位追走のち早目に動いたところを狙われると見ました。以降は適性駆け期待でペルシアンナイト、大穴も大穴でアイスバブルです。
こんな予想してるから的中率が悲惨な数字になるんですよ。でも楽しいのでヨシッ!!
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。使えそうな情報だけ活用してください。
最後の直線が短いので早目に動いた方がいいんですが、それでも押し切れず差されちゃうってのが近年のイメージなんですよね。
そう考えた結果、大外回るソダシより好枠で立ち回れるステイフーリッシュの方が残りやすいと思い対抗と中穴が逆転した形です。アイスバブルはピンかパーの競馬で後方待機してて欲しいですね。人気的には大敗して当たり前な訳ですし。
今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。