【宝塚記念 GⅠ】役者の揃った夢舞台 #72

JRAレース

こんにちは。

先週は久々にお休みとさせていただきました。ありがとうございました。

今回は「宝塚記念」。回避傾向が強いレースですが、見事に役者が揃いましたね。

それでは、今回もよろしくお願いします。

◆ コース・出走馬紹介

馬

・コース説明


まず最初は、宝塚記念について説明します。

宝塚記念(GⅠ) 阪神競馬場 2,200m 芝/右 1着賞金:20,000万

   

阪神競馬場で行わる2,200mの3歳以上定量戦です。梅雨ということで有力馬が回避することも多い上半期を締めるグランプリレースですが、今回は非常に厚いメンバー構成。年度代表馬に一昨年の三冠馬、春の二冠両馬にドバイを制した馬など豪華な顔ぶれとなりました。

阪神2,200m

スタートは外回りの4コーナーを出た辺り。スタンド前をほぼすべて走ることで1コーナーまでは距離があるものの、下り坂の影響でスピードが出やすいスタートに。その後は内回りを走ることになるが、軽快に飛ばす逃げ馬に最後の直線の長さと、早目の動き出しが求められやすい。

   

最後の直線は約360m。差しや追い込みなど後ろからの馬は間に合うように仕掛ける必要があるが、梅雨の関係で馬場が重くなることも珍しくなく直線一気は基本難しい様子。

先行で前を捕まえ長く良い脚で押し切るのが理想の競馬だが今回は逃げ馬が強力。快速馬にスタミナ自慢と逃げでもタイプの違う馬が上位予想のため、先行以下の馬は流れに乗るタイミングを間違えないようにしなければならない。

・出走馬紹介


次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。

馬番馬名性齢負担重量騎手ポイント
1枠1
2
オーソリティ
アフリカンゴールド
牡5
騸7
58.0
58.0
C.ルメール
国分 恭介
上積み有。逆転狙う
逃亡図る。良馬場は割引
2枠3
4
メロディーレーン
エフフォーリア
牝6
牡4
56.0
58.0
団野 ⼤成
横⼭ 武史
アイドルホース。懸命に走る
逆襲必至。代表馬の意地
3枠5
6
アイアンバローズ
タイトルホルダー
牡5
牡4
58.0
58.0
⽯橋 脩
横⼭ 和⽣
物足りず。相手も強力
前走完璧。能力上位
4枠7
8
デアリングタクト
ステイフーリッシュ
牝5
牡7
56.0
58.0
松⼭ 弘平
坂井 瑠星
叩いて上昇。本領発揮
海外連勝。勢いと共に
5枠9
10
マイネルファンロン
ヒシイグアス
牡7
牡6
58.0
58.0
M.デムーロ
D.レーン
ハマれば。金星狙い
実力ある。上位十分
6枠11
12
パンサラッサ
ウインマリリン
牡5
牝5
58.0
56.0
吉⽥ 豊
松岡 正海
凱旋初戦。一人旅なるか
大敗続く。きっかけ欲しい
7枠13
14
15
アリーヴォ
キングオブコージ
ディープボンド
牡4
牡6
牡5
58.0
58.0
58.0
武 豊
横⼭ 典弘
和⽥ ⻯⼆
急成長。名手背に虎視眈々
後方待機か。前崩れ望む
無冠の帝王。初戴冠へ
8枠16
17
18
グロリアムンディ
ギベオン
ポタジェ
牡4
牡7
牡5
58.0
58.0
58.0
福永 祐⼀
⻄村 淳也
吉⽥ 隼⼈
芝戻り。ダの勢い繋げられるか
近走悪くなく。大穴あるか
大阪杯制覇も。評価覆す

   

3歳以上の定量戦となり、牝馬56.0kg牡馬58.0kgでの出走となります。

最も人気を集めそうなのはエフフォーリア。前走の大阪杯ではまさかの不覚を取り9着と大敗。昨年の年度代表馬として負けられない一戦になりそう。

それに続くのが天皇賞春を完璧に制したタイトルホルダー、善戦続きのディープボンド、復帰初戦を無事に終え上昇が期待されるデアリングタクトと強豪馬がズラリと並ぶハイレベルな一戦です。

   

後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。

◆ 様々な傾向

では次に、過去10年の傾向を見てみましょう。

・人気別の着順

パソコン

   

まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。

1着2着3着着外勝率複勝率
1番人気3214.300.600
2番人気2125.200.500
3番人気2008.200.200
4~9番人気35448.050.200
10番人気以下02347.000.096

1.2番人気が安定するレースのようです。

   

上位人気が安定して馬券に絡む傾向が強いですね。勝率も1番人気~3番人気が3割、2割、2割と人気順の数字となっており、全体的に人気順の信頼度ではないでしょうか。

中位以下に関しては4番人気~9番人気が3番人気と変わらぬ複勝率、二桁人気も複勝率1割と大駆けの可能性があり、人気順通りに数字が出ているものの、馬券は堅く決まらなそうです。

加えて話しておくと「上り最速の馬は過去10年で7勝2着3回」連帯率100%を誇ります。この傾向を無視することは難しく、末脚の鋭さが光る馬は注意しておくべきでしょう。

・枠の相性

   

枠別の成績はこのようになっています。

1着2着3着着外勝率複勝率
1枠02310.000.333
2枠11211.067.267
3枠01113.000.133
4枠02014.000.125
5枠12015.056.167
6枠10118.050.100
7枠02118.000.143
8枠70213.318.409

8枠の勝率が圧倒的に抜けています!

   

勝率、複勝率共に8枠が圧倒的です。内枠も複勝率こそ良いものの勝率を見ると8枠には遠く及びません。取り敢えず紐でも押さえておくべき結果ですね。

それ以外の枠に関しては似たり寄ったりとなっており、逆を言えばいわゆる「死の枠」は存在しません。なので8枠以外は馬の能力で選んで良いかと思います。

・脚質

   

おおよその脚質傾向はこのような感じです。

1着2着3着
逃げ233
先行523
差し333
追込021

追込は最終コーナー通過が後方の馬を適用しています。

   

先行~差しが決まりやすい傾向にあるようです。

差しか先行で決まる傾向が強いですね。先述したように末脚の鋭い馬が好走するので、結果として脚が溜まるポジション、しかし間に合う程度の先頭への距離、ということで先行と差しに寄るようです。内回りの分追い込みは間に合わないイメージが強いです。

   

ここまでで個人的に気になるのはエフフォーリアヒシイグアスオーソリティの3頭。特にエフフォーリアは巻き返してくれると思います。

・臨戦過程など

   

春のここまでの二冠である大阪杯、天皇賞春からに加え鳴尾記念というのが主な路線のようです。また、ドバイシーマクラシックからの入着もありますがドバイターフは見られず今回のパンサラッサがどうなるかは不透明です。

   

血統に関してはディープインパクト産駒とステイゴールド産駒が傾向的には良好で、対象馬はポタジェ、ステイフーリッシュ、アフリカンゴールド、マイネルファンロン、ギベオン。個人的にはオルフェーブル産駒も注意して見ています。

◆ 結論

勝ち馬投票用紙


予想として選んだ馬が以下になります。(人気は 06/26 01:00時点)

・エフフォーリア  1番人気
・デアリングタクト 4番人気
・ヒシイグアス   6番人気
・アリーヴォ    7番人気
・オーソリティ   8番人気

このようになりました。タイトルホルダーは長距離馬だと思っているので、この距離のエキスパートが揃ったここは外して考えてました。

   

そして以下が最終的な印となります。

「昨年は的中率が約10.5%だった」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(ブログ予想:今年度成績:1勝22敗)

買い方の想定としては、3連複5頭BOXで10点勝負となります。(今年はこれで固定します!)

◎ エフフォーリア  1番人気
○ ヒシイグアス   7番人気
▲ デアリングタクト 4番人気
△ オーソリティ   6番人気
△ アリーヴォ    8番人気

   

本命はエフフォーリア。大阪杯は残念な結果でしたが純粋に期待が大きく、ここでは巻き返してくれると信じています。対抗はヒシイグアスで、香港カップから約4ヶ月の休養明けで臨んだ大阪杯でタイム差の少ない4着。ここは好走すると思います。

後は復活を期待しているデアリングタクト、大舞台で好走を続けるオーソリティ、前走の大阪杯で思った以上に力を付けていたアリーヴォを選択しました。

   

今回は能力というよりも好きな馬で固めました。本番が楽しみです。

◆ まとめ


いかがだったでしょうか。使えそうだと思った情報だけ活用してください。

   

例年以上に豪華なメンバーが揃いましたね。大阪杯を制したポタジェが大阪杯の時よりも人気を落とすほどのメンバーが集まり、どうなるか想像もできない状態です。

上半期の総決算、それに相応しい夢のレースに期待しましょう。

   

また、諸事情によりTwitterを閉鎖しましたのでコメント欄を開けています。もし何かありましたらコメントいただければお返事しますので、お気軽にどうぞ。

   

今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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