こんにちは。
すっかり肌寒くなってきました。風邪を引かないように衣替えのタイミングにはご注意ください。
さて今回は【ガチャPU】、ヒシアケボノをご紹介したいと思います。
ゲーム内では何よりその大きな体が強いイメージを持ちますが、史実ではどうだったのでしょうか?
今回もよろしくお願いいたします。
中山の最終コーナー、駆け上がるその迫力は他の馬と一線を画した。
◆ 競走生活(1994/11~1997/12)
ヒシアケボノ | |
生年月日 | 1992年2月27日 |
両親 | 父:Woodman 母:Mysteries |
性齢 | 牡16歳 没 |
デビュー | 1994年11月05日 |
引退レース | 1997年12月14日 スプリンターズS |
競走成績 | 30戦6勝 |
獲得賞金 | 中央:3億2,426万 |
GⅠ実績 | 1995年:スプリンターズS |
現在 | ――――――――――― |
1992年に父 Woodman 、母 Mysteries から誕生します。馬名は同じく1992年に幕内初優勝を飾る、後の横綱曙から。
半弟(母が同じで後年に誕生した馬)にはアグネスワールドがおり、共に短距離で活躍しています。(アグネスワールドの記事もぜひどうぞ!)

デビュー戦は東京芝1,600m、すでに552kgと雄大な馬体を有していたヒシアケボノは2番人気に支持されますが、4着からのキャリアスタート。その後は芝→ダート3連戦と全て1番人気に推されますが、中々勝ち上がることができません。
未勝利で迎えた6戦目。初めて芝1,200mを選択しここでも1番人気に推されると、ついに適性を見つけたのか見事な圧勝劇。後ろに10馬身を超える着差「大」を付け、タイムにして2.2秒差の大楽勝を収めます。
ここから一気の4連勝を決めると、次走に初重賞となるGⅢ京王杯オータムHを選択します。連勝中は全て芝1,200mでしたがここで2戦目以来の芝1,600m、連勝中の成長に期待しての距離延長でしたが結果は3着と好走に留まります。
しかし負けた相手は歴戦の古馬に、 皐月賞を制し前走の日本ダービーも2着だったジェニュインと決して悲観する内容ではなく、重賞戦線で通用する確かな手ごたえを感じます。
その後ダート6着を挟んで秋の重賞戦線へ。すると初戦のGⅡスワンSで4番人気ながら優勝し初タイトルを獲得、更に次走のGⅠ「マイルCS」でも3着と好走し暮れの短距離王決定戦、スプリンターズSへ臨みます。
※ 1990年~1999年のスプリンターズSは12月の後半、有馬記念の前週に開催されており、2週連続で短距離、長距離の王者を決める番組編成となっていた。
迎えた1995年スプリンターズS。ヒシアケボノは好走続きの臨戦過程に加え、馬体重もデビューから最高の560kg。まさに充実一途といった仕上がりで1番人気に推されます。2番人気は前年の「伝説のスプリンターズS」2着のビコーペガサス、雪辱を誓います。
レースは最終コーナーで大外を回しグングン上がるヒシアケボノを差しに行くビコーペガサスの形。残り100mを切って2頭が競り合う形になりますが、最後は徐々に突き放すようにヒシアケボノが前に出て「1 1/4馬身差」の完勝。初勝利からわずか5ヶ月で古馬短距離の頂点に立ちます。
古馬になるとシルクロードS、高松宮杯と1番人気で出走するも共にフラワーパークに屈し3着。そこから大きく評価を落とした安田記念では意地の3着としますが、次走の連覇を狙うスワンSでは+30kgの580kgで11着と大敗してしまいます。
その後も精彩を欠いた走りが続き、翌年末まで12戦を走りますが最高で4着という結果に終わり、1997年スプリンターズSの9着をもって引退となりました。
晩年は出走する度に馬体重が常に変動しており、中々コンディションが安定しなかったのが不振の理由になったのではないかと個人的に思います。
30戦6勝(6-1-6-17)
GⅠ:スプリンターズS
獲得賞金:3億2,426万
◆ 史実から見るシナリオ考察

サクラバクシンオーの引退と入れ替わるように台頭する競走馬になります。しかし実質的な活躍年は1995年のみになるので、シナリオもこの年を参考にして作られるでしょう。
それでは、キャリアの中で共に競ったことのある実装馬を見てみます。
ヒシアケボノ | ビコーペガサス | タイキシャトル | |
1995年 マイルCS | 3着(2人気) | 4着(1人気) | ―――――― |
1995年 スプリンターズS | 1着(1人気) | 2着(2人気) | ―――――― |
1996年 高松宮杯 | 3着(1人気) | 2着(4人気) | ―――――― |
1996年 安田記念 | 3着(12人気) | 5着(8人気) | ―――――― |
1996年 スワンS | 11着(3人気) | 2着(8人気) | ―――――― |
1996年 マイルCS | 15着(4人気) | 9着(2人気) | ―――――― |
1996年 スプリンターズS | 4着(4人気) | 7着(2人気) | ―――――― |
1997年 シルクロードS | 15着(2人気) | 2着(3人気) | ―――――― |
1997年 高松宮杯 | 14着(8人気) | 10着(2人気) | ―――――― |
1997年 安田記念 | 8着(13人気) | 6着(10人気) | ―――――― |
1997年 スワンS | 11着(10人気) | ―――――― | 1着(2人気) |
1997年 マイルCS | 14着(16人気) | ―――――― | 1着(2人気) |
1997年 スプリンターズS | 9着(10人気) | ―――――― | 1着(1人気) |
このようになりました。ビコーペガサスと多くを走っていますが、終盤はマイル王として君臨するタイキシャトルと走っています。3頭は全てアメリカ出身ですし、共通点が多いですね。
また、1戦だけですがナリタブライアン(高松宮杯 1,200m)ヒシアマゾン(安田記念 1,600m)サイレンススズカ(マイルCS 1,600m)と共に走っていることは意外に知られていないかも。

ゲーム内でよく一緒にいるニシノフラワー、カレンチャン、マヤノトップガンに関しては適性距離が同じ、走った時代が近いなどが理由に挙げられそうです。
ということで、シナリオで多く絡む子の予想はビコーペガサス、タイキシャトル、ニシノフラワー、カレンチャン、マヤノトップガンという結論になりました。新しい子との組み合わせが来ても面白いと思いますが、どうなるでしょうか。
では最後に、目標レースの予想で終えたいと思います。短距離AマイルBに加え、ジュニア期はほぼ実績がないことから序盤はファン集めだと思います。
レース | 目標 |
デビュー戦 | なし |
ジュニア12月後半 | ファン3,000人 |
クラシック6月後半 | ファン12,000人 |
スプリンターズS | 3着以内 |
マイルCS | 5着以内 |
高松宮記念 | 3着以内 |
安田記念 | 3着以内 |
スプリンターズS | 2着以内 |
安田記念 | 1着 |
短距離の先行馬なので、育成はしやすそうですね。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。楽しんでいただけたなら幸いです。
1995年の快進撃は見事の一言で、翌年の高松宮杯での単勝2.3倍を見てもファンの期待が大きかったことが見て取れますね。
戦績を見ると早熟な印象を受けます(1995年は旧表記なので現3歳に当たる)が、実際はどうなのでしょうね。大型馬なので馬体重の増減管理も一苦労してそうですし、調べていてピークの長さと同じくらい管理の難しさがあるように見えました。
GⅠ優勝時560kgは未だ最高記録らしく、今後破る馬が出るのか楽しみですね。
※ 因みに豆知識として、現役で園田競馬にグラシーナという馬がいるのですが、その馬はレースを626kgで勝利しています。驚きですね。
それでは今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。