【同室の話題】ナイスネイチャ・マーベラスサンデー編 #008

ウマ娘

こんにちは。

今回は同室の話題で、ナイスネイチャマーベラスサンデーを取り上げます。

ナイスネイチャは育成実装されているので何となくイメージができると思いますが、マーベラスサンデーはどんな戦績なんだろう、史実なんだろうと思っている方が多いと思い今回のテーマにしました。

よろしくお願いします。

◆ 競走生活


まずは、現役時代の成績などを確認しましょう。

ナイスネイチャマーベラスサンデー
生年月日1988年4月16日1992年5月31日
両親父:ナイスダンサー
母:ウラカワミユキ 
父:サンデーサイレンス
母:モミジダンサー
性齢牡33歳牡24歳 没
デビュー1990年12月2日1995年2月4日
引退レース1996年11月16日
アルゼンチン共和国杯
1997年12月21日
有馬記念
競走成績41戦7勝15戦10勝
獲得賞金中央:6億1,918万  中央:6億686万  
GⅠ実績1991年:有馬記念 3着
1992年:MCS 3着
1992年:有馬記念 3着
1993年:有馬記念 3着
1996年:有馬記念 2着
1997年:天皇賞春 3着
1997年:宝塚記念 1着
1997年:有馬記念 2着
現在生まれた渡辺牧場にて繋養中 ―――――――――

ナイスネイチャの方が4年早く生まれています。また、共に内国産馬になります。

   

共通点は大舞台で好走するが優勝が遠い点。ナイスネイチャはGⅠで「3着4回4着4回」。マーベラスサンデーもGⅠは5走ながら「4着2着3着1着2着」と勝ち切れないレースが多くありました。

また、春のクラシックに出走できなかったのも共通しています。ナイスネイチャは骨膜円、マーベラスサンデーは骨折を患い、春のクラシックシーズンでの休養を余儀なくされています。

   

獲得賞金は似た数字ですが、わずかにナイスネイチャの方が稼いでいます。これは出走数に加え掲示板率が高かったこと(27戦/41戦)が理由となっており、善戦ホースならではの獲得額でしょう。

種牡馬成績に関しては2頭とも突出した成績は残せていませんが、マーベラスサンデーの産駒に「中山大障害」優勝馬が2頭出ているのは面白いデータ。マーベラスサンデーも飛越の才能があったのかも知れませんね。

◆ 2頭にまつわるエピソード


次にそれぞれの代表的なエピソードや、共通点を見てみましょう。

・ナイスネイチャ

ナイスネイチャダンス

ナイスネイチャは人気が高かった馬として有名ですね。

   

やはり有馬記念で3年連続3着が大きいのでしょう。その後の新馬券「ワイド」の広告塔にもなりましたし、2000年に行われた「名馬大投票」ではGⅠ最高3着ながら71位と票を集めました。

7歳時の2年7か月振りの優勝となった高松宮杯では、開催された中京競馬場に6万人を越えるファンが集まり、この観客数は「第一次競馬ブームを呼び込んだハイセイコー以来の数字」となったそうです。

また、今年のバースデードネーションは大変話題になりましたね。

   

そして長生きをする血統でもあります。母のウラカワミユキ牝馬の国内最長寿の36歳(人間で110歳程度)まで生きており、ナイスネイチャも33歳

そしてサラブレッドの長寿記録は40歳とまだまだ先なので、ナイスネイチャにものんびり長生きして欲しいですね。

・マーベラスサンデー

マーベラスサンデー

マーベラスサンデーは怪我さえ無ければどんな成績を残していたか分からない素質馬です。

というのも、4度の骨折に加え最後は屈腱炎で引退しており、満足なローテーションが組めなかったためです。それでも骨折による約1年の休養明けから6連勝(重賞4連勝)を飾るなど、古馬では3強の一角として活躍しました。

   

特徴として挙げられるのは大差勝ちがないこと。厳密には4戦目だけ5馬身差なのですが、それ以外の勝利は全て2馬身以内のものとなっています。

これは「抜け出すと集中力が途切れてしまう」「ゴール前で緩んでしまう」癖を抑え込むためであり、抜け出さず他の馬と競った状況でゴールを迎えたい意図があったということです。

   

因みに、マーベラスサンデーはサンデーサイレンスの初年度産駒であり、フジキセキなどと(※1)共に同種牡馬の価値を大きく高める理由となりました。

※1 他にもジェニュインダンスパートナーが初年度産駒で活躍している。

両馬の共通点

マーベラスとネイチャ


そして同室の共通点へと話は変わりますが

善戦ホース・怪我を繰り返しながら好走

くらいでしょうか。血統的に見れば「ダンサー」の名前から察するようにノーザンダンサーの血を引く両馬ではあるのですが、それは共通点としては弱いのかなと。

レースで被るのも1996天皇賞秋のみで、生まれや主戦騎手など関連する部分も共通点が無く、私から見て戦績、競争生活の共通点以外の同室理由が分かりませんでした。

   

しかし、マーベラスサンデーの15戦10勝を善戦というのは失礼な気もしており、それを除くともう正直どこなんですかって感じです。(この記事ではGⅠの舞台に限定して、マーベラスサンデーを善戦ホースと表現しています)

そうなると獲得賞金が近いとか、他の同室と絡めて「マヤノトップガン・トウカイテイオー」部屋のそれぞれとライバル関係「マヤvsマーベラス」「テイオーvsネイチャ」みたいに、部屋単位で関係構築を考えてるのかなーとか思いました。

メガネネイチャ

◆ まとめ

いかがだったでしょうか。個人的には不完全燃焼です。

   

実際どこなんでしょうね、同室の理由。史実からはこれ以上探れないと思うのですが、知っている方がいましたら切実に教えて欲しいです。

マーベラスサンデーの3強は【実装考察】で書いたサクラローレルマヤノトップガンとの3頭ですね。古馬になってピークを迎えた3頭の3強形成は、今の日本競馬ではほとんど見られないと思います。

   

というのも、ディープインパクトの血が広がりすぎて早熟傾向が強いんですね。早くに馬体が完成するディープの特徴と、早くから稼ぎたい+ある程度の活躍を見込みたい馬主の思惑が一致した形です。

さて、こう考えてコントレイルは秋にどうなるでしょうか。というのは秋に答え合わせをしましょう。

  

今回は以上です。次のウマ娘は早目に上げたいと思います。ありがとうございました。

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