【質問箱】ウマ娘たちの「二つ名」の元ネタって?(4/5) #026

ウマ娘

こんにちは。

今回は質問箱にいただいた内容についての回答記事(4/5)になります。

いつまでやってんだって感じではありますが、完走を目指して進めたいと思います。

それではよろしくお願いします。

◆ キャラクター別「二つ名」の由来

・ビワハヤヒデ「勝利の探究者」

   

キャラクター設定に基づく二つ名ですね。頭で考えてレースを組み立てるビワハヤヒデに本能で走りレースを制するナリタブライアンと、姉妹で対照的な設定となっています。

   

史実で考えるなら恐らく日本ダービーから菊花賞の時間でしょう。世代の上位に位置していながら、肝心のGⅠでは朝日杯2着皐月賞2着日本ダービー2着とビワハヤヒデは惜敗を続けます

惜敗の原因を瞬発力と考えた陣営は、日本ダービー終了後から秋へ向け昨年のミホノブルボンを参考に坂道特訓を敢行。すると馬体はビルドアップし走りも良化、本番の菊花賞では5馬身差の圧勝と、ついに念願のGⅠタイトルを菊の舞台で掴み取りました。

   

以上、ビワハヤヒデの二つ名はキャラクター設定、史実の一部が由来ではないかと考えます。

・カレンチャン「閃光乙女」

   

短距離戦のことを電撃戦と呼びますが、そこからの着想で「閃光」、カレンチャンという馬名から「乙女」を連想しての閃光乙女ではないかと思います。また、閃光とは「瞬間的に発する強烈な光」といった意味を持ちます。

   

通算戦績は18戦9勝。1,400m以下のレースにしか出走していませんが、2011年は重賞4連勝を含む5連勝でスプリンターズSを制覇。翌年も高松宮記念を制するなど、短距離界の頂点に立ちます。

しかし、2012年は日本競馬史において屈指のスプリンターであるロードカナロアが秋から本格化。スプリンターズSでカレンチャンを抑え優勝すると、その後は引退まで7戦6勝(内GⅠ5勝)と天下無双。更にその中で香港スプリントを連覇など、世界にその名を轟かせました。

   

ロードカナロアの台頭と入れ替わるように引退したカレンチャンですが、2016年にはそのロードカナロアとの子であるカレンモエが誕生。短距離で重賞3戦連続2着など、堅実な活躍を見せています。

・ナリタタイシン「逆転のウマ娘」

   

逆転と言われて思いつくのは2通りです。

1つ目は位置の逆転で、これは前で進める馬を終盤に後方からの馬が捕らえるような展開を指します。形勢逆転のイメージです。

2つ目は人気の逆転。こちらは人気よりも着順が上の場合のことを指し、例えば10番人気で1着になれば人気を着順が逆転したことになります。

   

上記で考えた場合に、ナリタタイシンが追い込み脚質であること。大舞台における人気の逆転ケースが皐月賞3番人気1着であることから、後者はイメージとして弱いと判断し前者の「位置の逆転」を指した二つ名であると推測します。

・スマートファルコン「砂のハヤブサ」

   

ここはそのままですね。ダートで無双したファルコンなので「砂のハヤブサ」です。しかし重賞勝利は全て地方競馬での実績であるため、中央競馬での実績はOP勝ちまでとなります。

しかし、全盛期と言える2010年11月~2012年1月の9連勝(内JpnⅠ6勝)では、中央ダート界の頂点であったトランセンドや船橋の強豪フリオーソ、BCクラシック挑戦も果たしたエスポワールシチーなど並み居るライバルを全て撃破。実力を示しています。

  

特筆すべきは2010年の東京大賞典(大井2,000m)。走破タイム2:00:4は現在もレコード記録なのですが、この条件における3位までのタイムが、なんと全てスマートファルコンの記録なのです。

他馬の過去最速が2:02:1(2006:アジュディミツオー)でその差はなんと1.7秒。このとてつもない大記録は、果たして破られる日が来るのでしょうか。

   

※ 過去に少しまとめてます。未読の方がいらっしゃればよろしくお願いいたします。

【同室の話題】エイシンフラッシュ・スマートファルコン編 #002
この記事では、ウマ娘におけるエイシンフラッシュ・スマートファルコンの同室について考えてみます。二人の史実の成績や現在の様子などから考察し、なぜ同室なのかを考えました。真新しい情報は少ないですが、現在まとめられそうな情報はまとめましたので、良ければご覧ください。

・ナリタブライアン「影をも恐れぬ怪物」

   

ナリタブライアンは元々臆病な性格で、水たまりに驚いたり走っている最中の自分の影を恐れていたというエピソードが残っており、一般的な呼び名「シャドーロールの怪物」は、その影を見せないように施されたシャドーロールから来ています。

しかしウマ娘ではシャドーロールを再現することはできず、代わりに常に鼻へ絆創膏を貼ることでそれをシャドーロールに見立てて表現、シンボルとしています。

   

そして二つ名については、シャドーロールがないということで対象を「」から「理由」へ変更し、シャドーロールを付けていた理由として「影をも恐れぬ怪物」になったと考えます。

また、ナリタブライアンにとって自分の影が非常に大きい障害であった史実から、「影をも」と影を重く捉えた表現を取っていることも推察として記しておきます。

・セイウンスカイ「トリックスター」

  

黄金世代の1頭として有名なセイウンスカイですが、この馬のキャリアの中で最も「後年に再現されにくい」レースがあります。それが1998年の菊花賞です。

3,000mの長丁場であるにも関わらず最初の1,000mを60秒を切るペースで飛ばすと、一転して次の1,000mは約64秒とペースを落とし、最後の1,000mでは再び60秒を切る非常にペースの変動が激しい内容で2着に3馬身半の差を付け優勝を掴み取りました

   

菊花賞での逃げ切り勝ちが約40年振りの出来事だったことに加え、この時のタイムは菊花賞の新レコードに加え世界新レコード。大変難しいことを記録付きで達成したこのレースの衝撃は、想像を遥かに越すものであったと思います。

以上から、セイウンスカイのトリックスターという二つ名は、最も長い距離のGⅠを完全に支配したレース巧者な様子から考えられたもの、と私は思います。

・ヒシアマゾン「女傑」

   

エアグルーヴの女帝と似たイメージを持ちますね。実際に走っていた期間も、ヒシアマゾンが1993年~1996年、エアグルーヴが1995年~1998年と入れ替わるように活躍しています。

この時期が被っていたら、女傑と女帝として双璧を成していたのでしょうね。

   

さて、ヒシアマゾンに関しては牡牝混合GⅠでの優勝経験がありません。ここがエアグルーヴと大きく異なる点で、混合戦での優勝はGⅡまでとなります。(エアグルーヴは天皇賞秋を制している)

しかしヒシアマゾンにもエアグルーヴが成せなかった大きな勲章があります。それは「有馬記念での1番人気」です。

これは1995年の有馬記念での話ですが、ナリタブライアンマヤノトップガンなど好メンバーが揃っていたレースであり、決して消去法での支持ではありませんでした。(前走のジャパンカップで2着と、国内馬で最先着をしていたことが決め手と考えられる)

   

牡馬優勢の時代に牝馬ながら対等に戦い抜いた人気、実績を踏まえての「女傑」であり、この呼ばれ方は実際に多くの関係者、ファンに使用されていました。故の二つ名でしょう。

・フジキセキ「麗しの三冠ウマ娘」

  

なんでも麗しって付ければいい訳ではありませんよ運営さん…。

この麗しはキャラクターのイメージからで問題ないと思います。宝塚風な男装の似合う麗人、それがウマ娘におけるフジキセキなのです。

ゲーム内でも寮長として多くのウマ娘を監督する立場にあり、頼れるお姉さんとして描かれています。

   

そして三冠というワードですが、これは怪我によって弥生賞で引退となったフジキセキに三冠の夢を見た言葉「幻の三冠馬」から来ていると予想されます。

日本競馬に革命を起こしたサンデーサイレンスの初年度産駒としてデビューし、圧巻のレースを披露し続けた無敗の世代王者。その背に見た遥かな夢は、血脈という形で未来へと託されて行きます。

・ゴールドシチー「百年に一人の美少女」

   

綺麗な姿が大変話題となった競走馬です。1984年に誕生したゴールドシチーは、父ヴァイスリーガルから受け継いだ尾花栗毛金色のたてがみと尻尾)が映える見た目をしており、名前もその様子から決まりました。

競走生活では優勝こそ阪神3歳Sのみとなりますが、皐月賞2着・日本ダービー4着・菊花賞2着と安定した結果を残します。しかしその後は思うような結果を残せず、古馬となっては遅れてきた大物タマモクロスや平成三強の1頭イナリワンなどを相手に、苦しいレースが続きました。

   

※ ゴールドシチーはガチャ更新の際に記事を書きましたので、良かったら以下から読んでみてください。

【ガチャPU】天は二物を与えたか。ゴールドシチー #005
この記事では、「ウマ娘プリティーダービー」にて7月20日から新しくガチャに実装されるゴールドシチーについての解説、シナリオの予想を行っています。史実のゴールドシチーについて触れ、その史実のレース内容や対戦相手からゲーム内のシナリオについて考察を分かりやすく行います。ぜひご覧ください。

◆ まとめ

   

質問箱にいただいた内容より、今回は28/46~36/40の紹介です。

   

色々あって中々完走しませんね…。しかし再確認したら46→40と大幅に数え間違いをしていたので次回で予定通り完走します。また、衣装違いに関しては飛ばしていることをご承知ください。

これからGⅠシーズンもあるし、配信のことも考えたいし、仕事もちょっと忙しくなりそうなど、色々なことが重なり更新頻度が落ちるかも知れません。頑張りますが少なかったらごめんなさい。

取りあえず手を、足を止めないようにしていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

   

ということで今回は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 【質問箱】ウマ娘たちの「二つ名」の元ネタって?(4/5) #025 | 競馬情報局ー… この記事では、ウマ娘プリティーダービーの育成終了後に与えられる称号について解説しています。キャラクターごとに条件をクリアすると得られる固有の称号の元ネタ、由来を… http://www.keiba-exciting-sports.com […]

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