こんにちは。湿度はマスクの天敵と知る梅雨..
今回は前回に引き続き6/20の重賞、ユニコーンステークスです。3歳世代のダート馬はここを勝ってジャパンダートダービーへ弾みをつけたいところですが、今年はどの馬がそのルートに乗れるでしょうか。
それでは、今回もよろしくお願いいたします。
◆ コース・出走馬紹介

・コース説明
まず最初に、ユニコーンステークスについて説明します。
ユニコーンステークス(GⅢ) 東京競馬場 1,600m ダート/右 1着賞金:3,500万
東京競馬場で行われるダート1,600m戦です。ゲートから芝を少しだけ走るので、そこでスピードに乗った馬がそのまま先団を形成して進みます。
コーナーを2度回る半周仕様で、最後の直線ではやや上りとなります。序盤に乗ったスピードのまま進めてしまうと最後に脚があがってしまうため、後ろの馬が馬券に絡むことも少なくありません。
・出走馬紹介
次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | |
1枠 | 1 2 | ゲンパチフォルツァ スマッシャー | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 木幡 巧也 坂井 瑠星 |
2枠 | 3 4 | ティアップリオン ラペルーズ | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 内田 博幸 C.ルメール |
3枠 | 5 6 | イグナイター クリーンスレイト | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 武藤 雅 田辺 裕信 |
4枠 | 7 8 | ケイアイロベージ サンライズウルス | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 三浦 皇成 藤井 勘一郎 |
5枠 | 9 10 | ブラックアーメット プロバーティオ | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 津村 明秀 M.デムーロ |
6枠 | 11 12 | ヴィゴーレ ローウェル | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 丸山 元気 団野 大成 |
7枠 | 13 14 | ピンクカメハメハ カレンロマチェンコ | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 北村 宏司 松若 風馬 |
8枠 | 15 16 | サヴァ ルーチェドーロ | 牡3 牡3 | 56.0 56.0 | 石川 裕紀人 戸崎 圭太 |
この記事の中で完結できるように、出馬表の一部を抜粋してみました。今回は世代限定戦に加え全て牡馬なので、負担重量も全馬同じのガチンコ勝負ですね。
後のデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。
◆ 過去10年の各データをおさらい

では次に、過去のユニコーンステークスの結果を見て傾向を確認しておきましょう。
・人気別の着順
まず最初に、人気別の着順は下記のようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 3 | 3 | 0 | 4 | .600 | .600 |
2番人気 | 3 | 2 | 1 | 4 | .300 | .600 |
3番人気 | 4 | 2 | 3 | 1 | .400 | .900 |
4~9番人気 | 0 | 3 | 5 | 52 | .000 | .133 |
10番人気以下 | 0 | 0 | 2 | 64 | .000 | .033 |
しかし、なぜか3番人気は2012年以外全て馬券内と言う驚異の数字。
勝率40%に複勝率90%は看過できるものではありません。
・脚質別の数字
次に、脚質はこのようになっています。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 3 | 3 | 1 |
先行 | 3 | 0 | 2 |
差し | 3 | 5 | 5 |
追込 | 1 | 2 | 2 |
ダートということもあり、後ろより前で進める方が勝率が高いです。しかし、上り35秒台の脚を使える後方馬は馬券内に来る傾向があり、ラペルーズ、サンライズウルス、ティアップリオン辺りはチェックしておいた方が良いかも。
・重馬場予想における2018年、2019年の考察
枠別の成績は特筆すべき内容ではなかったので、重馬場と予想されることから2018年、2019年の重馬場開催の2年のデータを見てみます。
まずは2018年の重馬場の結果から。
【2018年】 | 馬番 | 馬名 | 脚質 | 騎手 | 時計 | 人気 | 上り |
1着 | 14 | ルヴァンスレーヴ | 差し | M.デムーロ | 1:35:0 | 35.2 | 1 |
2着 | 5 | グレートタイム | 差し | C.ルメール | 1:35:6 | 35.6 | 3 |
3着 | 12 | エングローサー | 追込 | 田中 勝春 | 1:35:6 | 35.2 | 7 |
【ラップタイム】 12.2 – 10.8 – 11.8 – 12.3 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 12.2
お次に2019年の重馬場の結果。
【2019年】 | 馬番 | 馬名 | 脚質 | 騎手 | 時計 | 上り | 人気 |
1着 | 1 | ワイドファラオ | 逃げ | 福永 祐一 | 1:35:5 | 37.1 | 3 |
2着 | 8 | デュープロセス | 差し | M デムーロ | 1:35.5 | 36.5 | 2 |
3着 | 11 | ダンツキャッスル | 先行 | 幸 英明 | 1:36:0 | 37.3 | 6 |
【ラップタイム】 12.3 – 10.5 – 11.1 – 11.9 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 12.8
そして最後に通過タイムを並べてみます。
200m | 400m | 600m | 800m | 1,000m | 1,200m | 1,400m | 1,600m | |
2018年 | 12.2 | 23.0 | 34.8 | 47.1 | 59.4 | 1:11:3 | 1:22:8 | 1:35:0 |
2019年 | 12.3 | 22.8 | 33.9 | 45.8 | 58.4 | 1:10:7 | 1:22:7 | 1:35:5 |
以上の、2年の重馬場開催の数字から
・ハイペースで展開した場合は消耗戦になり前残り。
・平均ペースで展開した場合は前崩れの差し競馬。
になる傾向があるということが分かります。
今回先頭で引っ張ることが想定される馬はプロバーティオ。同条件で行われた前走の青竜ステークスを見ても間違いなく逃げるでしょう。そして前走の時計がこちら
200m | 400m | 600m | 800m | 1,000m | 1,200m | |
ラップタイム | 12.3 | 10.9 | 11.7 | 12.4 | 12.1 | 12.1 |
通過タイム | 12.3 | 23.2 | 34.9 | 47.3 | 59.4 | 1:11:5 |
残り400m地点でゲンパチフォルツァに交わされているので、1,200m地点までの数字で記載しています。こちらは良馬場開催なのでそのまま信じることはできませんが、似た数字になると予想。
そして、このラップが2018年に酷似していることから差し競馬になると見ました。
以上のことから、脚質別で挙げた馬のように末脚のキレる馬を狙いたいと思います。
次は、ここまでの内容に当てはまる馬を選択していきます。
◆当てはまる馬・結論

ここまでの内容で選んだ馬が以下になります。(人気は 06/20 11:00時点)
・ケイアイロベージ 3番人気
・サンライズウルス 5番人気
・ゲンパチフォルツァ 6番人気
・ティアップリオン 11番人気
選んだ馬に印を振って、今回の予想とします。
・結論
買い目の結論は以下の通り。いつかは当たるんです。いつかは。
○ サンライズウルス 5番人気
▲ ゲンパチフォルツァ 6番人気
△ ケイアイロベージ 3番人気
☆ ティアップリオン 11番人気
巻き返し期待でラペルーズに本命を打ちます。かつての差し脚を展開できるなら鞍上も信頼できるので優勝に最も近いと予想。対抗はサンライズウルス。差し脚優秀でキャリアも3戦と伸び代は十分で、デビューからの好コンビは上位必至です。
後は最内で前が残る展開ならのゲンパチフォルツァ、3番人気のデータを信用してケイアイロベージ(発走時に3番人気かと言われると…)、1発駆け期待のティアップリオンとなりました。☆に関しては前走で約2か月ぶりながらタイム差0.5なので、今回上昇していれば馬券内はあると思います。
いずれかの内容が、予想に役立てば嬉しく思います。
◆まとめ
いかがだったでしょうか。気付けば重馬場が不良馬場なのでやっちまった状態です。
重馬場のタイム考察に関しては、私個人の考えということでさらっと見ていただけると幸いです。しかし今回は差し競馬になると思うんですけどねー…。これまでの予想結果からメタ視点で考えれば前残りなんですが、そこは結果を見てのお楽しみということでおひとつお願いいたします。
東京7Rが好メンバーらしいので、そちらも楽しみですね。皆さんの週末が良いものになりますように。