【エリザベス女王杯 GⅠ】3歳世代も合流し、真の女王決定戦へ #41

JRAレース

こんにちは。

本格的に寒くなってきましたね。秋から冬へ変わるのを体感する日々になってきました。

今回は「エリザベス女王杯」。3歳馬が合流し、最強の女王を決める戦いが幕を開けます。

それでは、今回もよろしくお願いします。

◆ コース・出走馬紹介

多数の馬

・コース説明


まず最初は、エリザベス女王杯について説明します。

エリザベス女王杯(GⅠ) 阪神競馬場 2,200m 芝/右 1着賞金:10,500万

   

阪神競馬場で行われる2,200mの3歳以上牝馬限定戦です。京都競馬場の改修工事の関係で昨年から阪神開催となっており、2019年までの京都とは勝手が異なります。

スタートは外回りの4コーナー終わりから。ゴール前の急坂を一度越えながらスタンド前を通過し1コーナーへ向かいます。

最後の直線は約360m。4コーナーから緩やかに下るところに、残り200m地点にある約2mの急坂が立ちはだかります。内回りコースを使用するため差しが届きにくく、長く脚の使える先行馬が有利の傾向ですが、最後の200mで入れ替わることもあるため注意が必要です。

・出走馬紹介


次に出走馬の紹介です。人気順ではなく、馬番順で記載します。

馬番馬名性齢負担重量騎手ポイント
1枠1
2
レイパパレ
クラヴェル
牝4
牝4
56.0
56.0
C.ルメール
横⼭ 典弘
6連勝も2,200mで2連敗。距離不安
好走続きも相手強化。追込に賭ける
2枠3
4
アカイトリノムスメ
イズジョーノキセキ
牝3
牝4
54.0
56.0
⼾崎 圭太
和⽥ ⻯⼆
良血の秋華賞馬。舞台向く
実績不足も、阪神相性○
3枠5
6
ステラリア
ランブリングアレー
牝3
牝5
54.0
56.0
松⼭ 弘平
吉⽥ 隼⼈
秋華賞6着。距離微妙も流れ次第
VM2着馬。距離持てば上位浮上
4枠7
8
シャムロックヒル
テルツェット
牝4
牝4
56.0
56.0
団野 ⼤成
M.デムーロ
前残り狙いも分が悪いか
初挑戦の距離も血統は良し
5枠9
10
ウインマリリン
ムジカ
牝4
牝4
56.0
56.0
横⼭ 武史
秋⼭ 真⼀郎
前走見事。状態戻っていれば本命か
未勝利勝ちのみ。実力足りないか
6枠11
12
ソフトフルート
デゼル
牝4
牝4
56.0
56.0
岩⽥ 望来
武 豊
実力不足も距離は○。展開ハマれば
近走不本意。巻き返して上位窺う
7枠13
14
リュヌルージュ
ロザムール
牝6
牝5
56.0
56.0
富⽥ 暁
池添 謙⼀
連敗中。きっかけ欲しい
ムラ駆けも、今回は好走か…?
8枠15
16
17
ウインキートス
アカイイト
コトブキテティス
牝4
牝4
牝4
56.0
56.0
56.0
丹内 祐次
幸 英明
柴⽥ 善⾂
前走好感+GⅠ初参戦。好走に期待
相手強い。大外一気で金星狙う
好材見えずも、初の阪神合えば

   

斤量は3歳馬は54.0kg、それ以上の古馬は一律で56.0kgとなっています。

注目は秋華賞を制してきたアカイトリノムスメ、オールカマーで強さを見せたウインマリリン、そのオールカマーから巻き返しを図るレイパパレの三頭か。

しかしこの内、ウインマリリンは先週まで状態面に不安が残る旨のコメントが出ており、どこまで復調しているかが鍵に。レイパパレも距離不安に加え番手に控えた時のもろさが懸念となっています。

それら注目馬以外ではオールカマー2着のウインキートス、戦績が安定していることに加え血統的に距離延長も対応できそうなテルツェット、重賞舞台で好走を見せるランブリングアレーなどが優勝を狙います。

   

後述するデータを、こちらの出馬表と照らし合わせながら皆さんも予想を立ててみてください。

◆ 様々な傾向

パソコン


いつものように過去10年の結果から考えますが、京都競馬場から阪神競馬場へ変更となっている関係で

・人気→エリザベス女王杯
・枠脚質→同条件(阪神2,200m開催)の宝塚記念

から見てみましょう。

・人気別の着順

   

まず最初に、人気別の着順を見てみましょう。(過去10年のエリザベス女王杯

1着2着3着着外勝率複勝率
1番人気2323.200.700
2番人気1117.100.300
3番人気4024.400.600
4~9番人気35547.050.217
10番人気以下01087.000.011

勝率が最も高いのは3番人気、複勝率が最も高いのは1番人気となっています。

   

3番人気の好走が目立ちますね。勝率40%に加え複勝率も60%と高く、結果としては是非とも馬券に組み込みたい数字。逆の目立ち方をしてしまっているのは2番人気で、勝率と複勝率共に奮わない結果となっています。

そして2番人気が来ない時に馬券に絡んでいるのが中穴人気の馬。このことから分かるようにエリザベス女王杯は毎年中荒れの傾向があり、この辺りを人気馬に絡める馬券が当たりやすいようです。

   

因みに、過去10年で3着以内に1番人気~3番人気が1頭来なかった年は1度もないので、何かしらは絡めるようにした方が良いかも知れません。

・枠の相性

   

枠別の成績はこのようになっています。(過去10年の宝塚記念

1着2着3着着外勝率複勝率
1枠11311.063.313
2枠11212.063.250
3枠01114.000.125
4枠03013.000.188
5枠02016.000.111
6枠10118.050.100
7枠02118.000.143
8枠70213.318.409

参考元の宝塚記念では、8枠の7勝の内4勝が12頭以下のレースとなっています。傾向を見るために引用していますが、情報の有用性については不透明なので、こんな感じなんだなー程度にご覧ください。

   

8枠が強いですね。しかし複勝率を見ると最内である1枠も好走しており、最内か大外かといった様子のようです。2019年のキセキなどは最内から先頭で逃げを打って2着に残しているので、今回の最内に入ったレイパパレはこの競馬を真似したいところ。

後は馬場状態などを考慮しながら、展開予想の一助としていただければ幸いです。

・脚質

   

おおよその脚質傾向はこのような感じです。(過去10年の宝塚記念)

1着2着3着
逃げ322
先行523
差し244
追込021

追込は4コーナー通過が後方の馬を適用しています。

   

前で進める馬が有利の傾向が強くなっていますが、これは宝塚記念なので時期的に馬場が重くなっている場合も含まれています。(良:6回・稍重:4回)

逃げと先行の馬が好成績ですね。コースの性質上キレる脚があっても届かずのパターンが多く、距離のアドバンテージを持った前目の馬が長く良い脚を使うことで成績を残しやすいようです。

   

今回の三強と見られているアカイトリノムスメ、ウインマリリン、レイパパレの三頭は全て前で進めるタイプの競走馬なので、もしかすると三強決着なんてこともあるかも知れません。

・臨戦過程など

   

ここまでの臨戦過程は大きく3つに分かれており、府中牝馬Sオールカマー秋華となっています。特に目につくのは府中牝馬Sからの参戦馬で、対象馬はアカイイトデゼルの2頭。

しかし上位が予想されるアカイトリノムスメウインマリリンレイパパレ、も上記のレースを経て参戦しており傾向と一致しています。

他はオールカマーからウインキートスランブリングアレーロザムール。秋華賞からステラリアが参戦しています。

   

また、血統の話ではありませんが近年の結果を見ても分かるように好走した馬が翌年も好走するケースが多く見受けられます。そう考えた時に昨年4着のウインマリリン、6着のソフトフルートにその可能性があることは知っておいて損はないと思います。

◆ 結論

ネット投票


予想として選んだ馬が以下になります。(人気は 10/24 0:00時点)

・アカイトリノムスメ 2番人気
・ウインマリリン   3番人気
・ウインキートス   4番人気
・テルツェット    5番人気
・ランブリングアレー 6番人気

以上の5頭となります。最内に入ったレイパパレですが、近2走の内容に加え他にも逃げたい馬が数頭いることからスムーズに運べないと予想し外しています。

   

そして以下が最終的な印となります。

「5月末から活動を始め中々当たらない」事実も上手く活用していただき、ご自身の予想の一助としてくだされば幸いです。(今年度成績:4勝27敗1分)

買い方の想定としては、3連単1着固定で◎→○▲△☆の計12点となります。

◎ ウインマリリン   3番人気
○ アカイトリノムスメ 2番人気
▲ テルツェット    5番人気
△ ウインキートス   4番人気
☆ ランブリングアレー 6番人気

   

本命はウインマリリン。オールカマーの走りを見てここは本命と決めていました。状態面も人馬で力を合わせ乗り越えてくれると信じます。対抗はアカイトリノムスメで、前走のタイトルで素質開花したと捉え勢いそのままに好走すると考えました。

以降は距離延長も問題ないと見るテルツェット、前走で通用することを示したウインキートス、そして前走こそ着外も重賞で好走しており叩き2走目のランブリングアレーを選びました。

   

◆ まとめ


いかがだったでしょうか。使えそうだと思った情報だけ活用してください。

  

ウインマリリンの状態面が気になりますね。直前では大丈夫といったコメントが出ていましたが、1週前のコメントが本当に悪そうだったので、さてどこまで復調したかといったところ。

テルツェットはBCを制したラヴズオンリーユーの母、ラヴズオンリーミーの血が流れてるんですよね。そういったことも縁なのかな、と指名した側面もあったりします。

3歳世代の台頭が著しいですが、この舞台でもそうなってしまうのか。非常に楽しみです。

   

今回は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

   

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