こんにちは。
今回は2021年度「安田記念(GⅠ)」を手短に振り返ります。
しかし、最後に勝ち切ったダノンキングリーは本当に見事でした。
◆勝ち馬と着順・タイム考察

上位の着順から勝ち馬やレース内容について触れたいと思います。
上位着順
2着 グランアレグリア 単勝1.6倍 1番人気 アタマ
3着 シュネルマイスター 単勝10.2倍 4番人気 1/2
4着 インディチャンプ 単勝7.0倍 2番人気 クビ
5着 トーラスジェミニ 単勝153.6倍 13番人気 1 1/4
ダノンキングリーが見事な復活Vを果たしました! 関係者の皆様おめでとうございます!
最後の直線での追い比べ、外目で上位3頭が固まった際にグランアレグリアだけ内目に進路を切ります。これは後方で進めた結果、外に出すタイミングでダノンキングリーに蓋をされたことに起因しますが、結局これがそのまま敗因に。
外目で真っすぐ伸びる2頭はダノンキングリーが脚色優勢。しかし上り最速を記録するグランアレグリアも馬群を縫いながら流石の豪脚。ですが最後はロスなく脚を伸ばしたダノンキングリーに軍配。
3着に入ったシュネルマイスターも強豪古馬相手に大健闘。これからの成長に期待がかかります。
優勝したダノンキングリーについて
実績:日本ダービー 2着・毎日王冠(GⅡ)・中山記念(GⅡ)
デビューから有望視されるも大舞台の戴冠は遠く、大きく負けた近2走から約 8ヶ月振りの出走。相手関係も影響し今回は単勝47.6倍と低評価でしたが、それを覆し悲願のGⅠ制覇となりました。
父は名馬ディープインパクト。東京舞台に滅法強い反面早熟傾向もあり、長期休養明けでどう出るかと思いましたが、見事な走りで最後のディープインパクト産駒対決を制しましたね。
勝因は終始自分の競馬をすることができたことが挙げられると思います。中団から前を見る形で進め、直線を向いた時もケイデンスコールの内に入れて上手く追うことができました。
同馬のポテンシャルを最大限に引き出した川田騎手のエスコートも、大きな勝因の1つでしょう。
走破時計と上り時計
上位入賞馬 | 脚質 | タイム | 上り3F | |
1着 | ダノンキングリー | 差し | 1:31:7 | 33.1 |
2着 | グランアレグリア | 差し | 1:31:7 | 32.9 |
3着 | シュネルマイスター | 先行 | 1:31:8 | 33.4 |
4着 | インディチャンプ | 先行 | 1:31:9 | 33.5 |
5着 | トーラスジェミニ | 逃げ | 1:32:1 | 34.2 |
最終的に良馬場での開催となりましたが、パンパンの良馬場とは行かずタイムは近10年で7番目。途中の800m通過も46.4と例年より遅く、全体的にゆったりとした展開でした。
その結果、おおよそ上り時計に素直な着順。しかしトーラスジェミニが逃げながら掲示板に残すなど、上位2頭の末脚が抜けていただけで、前が押し切る可能性も十分あったレースに思えます。
サリオスはグランアレグリアに進路を譲る形になった際に減速してしまいましたが、その後しっかり伸びていました。もう少し加速する時間が欲しいなと感じたので、同馬に関しては距離を延長して次走に期待したいです。
予想結果・反省
最後に予想結果を振り返ります。
○インディチャンプ―4着
▲ダノンプレミアム―7着
△サリオス ―8着
☆カラテ ―13着
◆まとめ
いかがだったでしょうか。今回から回顧はサクッと行きたいと思います。
個人的には殿にいたはずのカデナが最内に切り込んで弾けていたのでおおお? と思いましたが最後は足りていませんでしたね。(カデナは6着。上りは3位)どこかで勝てそうなんですが。
大本命で走り切ったグランアレグリアはお疲れさまですね。3ヶ月連続でGⅠ出走はよく働いたと思います。秋までのんびり休んで欲しいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。