こんにちは。
先週の紹介記事に引き続き、傾向や予想を行いたいと思います。
発走も20:05と夜なので、皆さんも良ければ参加してみてくださいね。
それでは、よろしくお願いします。
◆ 出走馬紹介(枠順確定)

出走馬の枠順が確定したので、改めてご紹介します。
| 馬番 | 所属 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 |
1枠 | 1 | 川崎 | ヒカリオーソ | 牡5 | 57.0 | 山崎 誠士 |
2枠 | 2 | 大井 | モンゲートラオ | 牡4 | 57.0 | 矢野 貴之 |
3枠 | 3 | 船橋 | ミューチャリー | 牝5 | 57.0 | 御神本 訓史 |
4枠 | 4 5 | JRA 船橋 | テーオーケインズ カジノフォンテン | 牡4 牡5 | 57.0 57.0 | 松山 弘平 張田 昂 |
5枠 | 6 7 | JRA JRA | ダノンファラオ チュウワウィザード | 牡4 牡6 | 57.0 57.0 | 松若 風馬 戸崎 圭太 |
6枠 | 8 9 | JRA 大井 | オメガパフューム フレアリングダイヤ | 牡6 牡6 | 57.0 57.0 | M.デムーロ 和田 譲治 |
7枠 | 10 11 | JRA 大井 | オーヴェルニュ ノンコノユメ | 牡5 騸9 | 57.0 57.0 | 福永 祐一 真島 大輔 |
8枠 | 12 13 | JRA JRA | マルシュロレーヌ クリンチャー | 牝5 牡7 | 55.0 57.0 | 森 泰斗 C. ルメール |
ハセノパイロがいなくなっているので回避した模様で、計13頭で行われます。逃げが予想されるカジノフォンテンは5番、それをマークする形になるであろうチュウワウィザードは7番、オメガパフュームは6番に入っています。
レースについてや注目馬の紹介は過去にまとめているので、こちらをご覧ください。
◆ 過去10年の傾向

それでは、帝王賞の過去10年の傾向を確認していきます。
・中央馬と地方馬の入着数
まずは、過去の結果から地方馬と中央馬の力関係を見てみましょう。
JRA | 地方 | |
1着 | 10 | 0 |
2着 | 10 | 0 |
3着 | 8 | 2 |
一目瞭然ですね…。ダートと言えば地方競馬が盛んですが、やはりレベルは中央の方が圧倒的に上となっています。
例年と違うのは今年に入り川崎記念(JpnⅠ)、かしわ記念(JpnⅠ)と連続で中央馬を逃げて捻じ伏せているカジノフォンテンの存在。覚醒を果たした地方の星が、この舞台でも輝くのか注目されます。
・人気別の成績
帝王賞はどんな馬券になりやすいのでしょうか。過去の傾向がこちら。
| 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 複勝率 |
1番人気 | 2 | 6 | 1 | .200 | .900 |
2番人気 | 3 | 2 | 1 | .200 | .600 |
3番人気 | 3 | 0 | 3 | .300 | .600 |
4~9番人気 | 2 | 2 | 5 | .033 | .150 |
10番人気以下 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 |
勝率こそ割れるものの、上位が安定した走りを見せており1番人気の複勝率は90%と高い。また2019年2020年とチュウワウィザード、オメガパフュームが3着内に入っており、ここでも有力視されます。
馬券で見ても、過去10年の最高配当が3連単で2万円程度と荒れないレースです。単勝10倍以上の馬が絡んだのも4/30(全て3着)と、1着2着の馬券は全て単勝10倍以内で決着しています。
これは中央と地方の実力差に加え、中央でも実績馬の力が更に抜けていることが背景となっています。
・枠順・脚質別の成績
次に、枠別の成績ですがここは確認したところ特筆した有利不利が無かったので割愛します。
というのも、枠順で着順が変わるほど上位が甘くないということが強い原因となっており、その結果が上記した人気別の着順となっています。
次に上位馬の脚質を見てみます。
| 1着 | 2着 | 3着 |
逃げ | 1 | 5 | 1 |
先行 | 7 | 4 | 6 |
差し | 1 | 1 | 3 |
追込 | 1 | 0 | 0 |
ダート戦、しかも大舞台で後ろから好成績を残す難しさがハッキリ出ています。
しかしこれは先行馬というよりも、中央馬の作るペースに着いていけない地方馬が結果として後方になってしまい前に中央馬、後ろに地方馬の形になることが多いことも関係しています。
数字から見れば、戦法が先行の中央馬が良いという結論。
ここまでで、帝王賞というレースの特徴が少しずつ見えてきたのではないでしょうか。
◆ 予想

以上から、今回の帝王賞の予想を行いたいと思います。
○ オメガパフューム
▲ チュウワウィザード
△ オーヴェルニュ
△ クリンチャー
本命はカジノフォンテン、地方馬の優勝を期待しての印ですが実力的にも勝機は十分。大井の長い最終直線での攻防が鍵となりそうです。対抗はオメガパフューム。大井競馬場で無類の強さを誇る同馬は驚異の連帯率100%、馬券外になるまでは買い続けていいと思っています。
中穴にチュウワウィザードですが、実質3強だと思うので体感的には○を付けたいぐらいです。ドバイ2着はまぐれで入れるものではありませんし、間違いなく上位です。その後に中央実績馬のオーヴェルニュ、連勝中の勢いを買ってクリンチャーと続きます。
◆ まとめ
いかがだったでしょうか。今回は馬券妙味はありませんが、そういうレースと割り切っての印です。
今現在(前日21:53)の前売りオッズを見てもカジノフォンテンが1番人気と、多くのファンが地方馬の久々の優勝に期待しています。中央の一流馬を相手に、最後の直線の長い大井競馬場で先頭逃げ切りを決められれば本当に全国で1番強いダート馬として考えていいと思います。
上半期最後のお祭り、どんな結果にしても楽しんで観戦したいと思います。